今回は、『やばい集中力』という本で紹介されていた「集中力」について、取り上げていこうと思います。
人生の成功に必要なのは?
皆さんは、人生の成功において、最も重要なものはなんだと思いますか?
少し考えてみてください。
はい。
「才能」「地頭の良さ」「生まれた環境」等、さまざまなものが思いついた思いついたと思います。
確かに、そのどれも非常に重要です。
しかし、本書では別のものが、挙げられています。
それは「集中力」です。
「人生の成功=収入」と考えた場合、「集中力」こそが成功の鍵を握るのです。
もちろん、この答えは著者の偏見ではありません。
科学的な根拠に基づくものです。
コツコツ取り組む力
経済学者ジェームズヘックマンによって、行われた実験です。
実験では、数万人の子供達を対象に、IQと性格のテストが行われました。
その結果わかったのが、人生の成功に最も必要なのは、「目先の欲望に負けず、コツコツ取り組む能力」でした。
つまり、「集中力」だったのです。
集中力がある子供ほど、大人になった時、社会的にも経済的にも成長していたことがわかりました。
おわり
ここで皆さんは、「では、集中力がない人間はどうすればいいのだ!」と思われたかもしれません。
私も思いました。
「集中力がない=人生、詰んだ」となるのでしょうか。
ところが、そうでもないのです。
というのも、集中力は先天的なものではないからです。
つまり、鍛えることができるのです。
鍛えれば、努力すれば、誰でも集中でき、誰でも成功できるというわけです。
そんなことが書かれているのが、『ヤバイ集中力』という本でした。
ボーナストリビア:自分をコントロールせよ
そもそも、皆さんも少なからず、何かしらに対し、「やばい集中力」を発揮したことがあると思います。
ただ、それが勉強や仕事となると、急に集中できなくなってしまう。
それが、私たちが自分を「集中力がない」と感じてしまう理由だと思います。
では、具体的にどうすればいいのか、といえば、「本書を手に取ってください」としか言えませんが。
ところが、そんなことをせずとも、皆さんも、これまでの人生でもうある程度は、その方法が見えているはずです。
何百回も何千回も、「集中できない」経験をしていれば、法則性も見えてくるはずです。
そして、それは大抵、皆同じです。
ズバリ、「欲求」です。
「欲」が私たちの意識を、拡散してしまっているのです。
ですので、逆に言えば、「欲(本能)を制御」すれば、自ずと、集中できるというわけです。
そして、それは大抵、自分をコントロールしようとするのではなく、自分以外のものをコントロールしようとすれば、うまくいくことがほとんどです。
ゲームや漫画といった欲がない環境に身をおく。いつもと違う場所で勉強する。友達と競う。
このような状況であれば、私たちのやばい集中力は、自動的に発動します。
極論、「もし〇〇しなければ、死にます」と言われれば、誰でも集中できるはずです。
つまり私たちは、集中できなのではなく、本気で、集中しようとしていなかっただけなのではないでしょうか。
(参考)