実物資産と金融資産

不動産
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本日の名言

壁というのは、できる人にしかやってこない。超えられる可能性がある人にしかやってこない。
だから、壁がある時はチャンスだと思っている。

——鈴木一郎より




いつもありがとうございます。
AichiRoです。

本日は、「実物資産と金融資産」の違いについて学んだことを皆さんに還元していこうと思います。


実物資産と金融資産の違い

「実物資産」は、土地や建物などの不動産や、金(ゴールド)やプラチナといった貴金属、そのほかにもワインなんかも実物資産です。

一方で、皆さんがよくご存知の、株や債券、投資信託といった資産のことを「金融資産」と言います。
またこれらの資産は市場で取引することができることから、ペーパーアセットなんて呼ばれかたをされたりします。

どちらの資産を持つべきなのか?

結論から言うと、両方です。
なぜなら、それぞれメリットとデメリットがあり、それぞれのメリットでそれぞれのデメリットを補えるからです。

例えば金融資産。
これの投資で大きく資産を増やそうと思ったら、市場平均より上回り、かつ、市場の「歪み(まだ誰も気がついてない情報。情報にタイムラグがある場合に発生)」を見つけなくてはなりません。確かに数年前まではこれでもなとかなりましたが、今はそうではありません。
インターネットでの取引が当たり前となり、グローバルに取引をされるようになった市場では、「歪み」はほとんど発生しません。仮に、もし発生しても、すぐに消えてしまいます。

一方で、実物資産、例えば不動産投資の場合、
市場の効率性が低く、物件を調査し、長期運用することで、歪みから生じた割安な物件を手に入れることができます。

ただ、投資資金が、金融商品に比べてかなり大きいので、もしものことなども考え、金融資産1000万円超えてから検討すべきだ、と言われたりします。

そしてもう一つの理由が、タスクメリットです。

資産で稼ぐことを考えるとき、大きく3つの捉え方がある。
「キャピタルゲイン」と「インカムゲイン」、そして「タスクメリット」である。

NISAやiDeCoといった形で、金融資産の方にも、同じような役割を果たす商品も存在するが、これらはとても限定的です。

実物資産の場合、このタスクメリットの利点がとても大きいと言えます。

不動産のタスクメリット

本日は不動産に投資した場合のタスクメリットについて簡単にまとめていこうと思います。

不動産のタスクメリットは大きく2つ。
「減価償却」「レバレッジ」です。

減価償却
様々な分野で使われている言葉でありますが、今回は不動産に限った説明をします。
不動産の減価償却は、購入した不動産を法律で定められた年数によって、費用として計上できる税制上の取り扱いがなされている。つまり節税効果があるということです。
特に、法廷耐用年数を超えた木材なんかは4年で償却が可能となり、節税のメリットのために投資する人もいます。

レバレッジ
レバレッジは金融資産でもこれを用いた投資商品があります。
FXはもちろんのこと、信用取引ができる株式や、J-REITが金融機関に借金をし、莫大なお金で分散投資するREITも、レバレッジを用いた投資商品をいうことができるでしょう。

ですが、不動産はこれらのレバレッジの比ではありません。
ローン返済を予定通りする確証さえあれば、全てのお金をレバレッジ(借金)だけで賄うことができます。
FXのように強制ロスカットもなければ、
信用取引のように、追証を要求されることもない。

レバレッジは不動産投資においてとても大きなメリットです。

だたこれらのタスクメリットも、その不動産のエリアや築年数、材質(鉄筋コンクリートや木材など)で変化していきます。

これらの詳しい解説は明日以降、一緒に学んでいきましょう。

最後に軽く、実物資産と金融資産の違いをまとめて終わりにしたいと思います。

流動性
実物……低い
金融……高い

取引コスト
実物……高い
金融……低い

価格の透明性
実物……低い
金融……高い

価格の変動性
実物……低い
金融……高い

取引単位
実物……大きい
金融……小さい

お疲れ様でした。

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