こんな言葉があります。
「税金は儲けた人の罰金 宝くじはバカに対する罰金」
今回は、「自分がどれだけ税金のために働いているのか」を知っていただければ幸いです。
あなた国のために働いているのは一年でどれくらいですか?
働いている人は、たくさんの税金を収めないといけません。ですが、そのことをしっかりと認識している人は、極少数な気がします。
今自分がどれだけ稼いでいて、どれだけの税金を収めているのか、即答できる人はなかなかいないでしょう。
言い換えれば、
「あなたが、一年のうちで、どれだけ税金のために働いているのか」
あなたはすぐに答えられますか?
年収4000万円は、お金持ちですか?
この章では具体的に、税金の数値について見ていこうと思います。
まず働いている人にかかる税金は大きく3つです。
「住民税」と「所得税」と「社会保険料」です。
このうち、「住民税」と「社会保険料」は、収入に関係なく、全員一律同じ数値の税金が取られます。
「住民税」→10%
「社会保険料」→13%
次に、「所得税」です。
これは、収入によって掛けられる税金が変化する、累進課税です。
〜195万 5%
〜330万 10%
〜695万 20%
〜900万 23%
〜1800万 33%
〜4000万 40%
4000万〜 45%
(『お金の超基本』より)
これら全部の税金(「住民税」と「所得税」と「社会保険料」)を足し算すると、以下のようになります。
〜195万 合計28%
〜330万 合計33%
〜695万 合計43%
〜900万 合計46%
〜1800万 合計56%
〜4000万 合計63%
4000万〜 合計68%
これにさらに、2037年まで、復興特別所得税 2.1% が課かります。
これはすごいことです。
例えば、年収4000万円以上を稼いでる人は、70%を税金で取られます。
つまり、一年のうちで、実質8月まで税金のために働いているということです。
9月になってようやく、手取りのために働き始めるのです。
年収が上がるごとに、忙しくなるのはこのためかもしれません。
「高給取り」なんて言われて、ちやほやされてる場合ではないのです。
おわり
ユダヤの教えにこんなものがあります。
「この世には人傷つけるものが三つある。悩み・諍い・からの財布。このうち、からの財布が最も人を傷つける。」
また、この世には、お金のために、子供の片腕を切る親もいます。
インドはホームレスの多い国です。
多くの人たちが路上で生活しており、自分たちの前に空の缶詰を置き、道ゆく人がお金を投げてくれるのを待っています。
もちろん全員がお金をもらえるわけではありません。
より醜く、不幸に見える人のところに、お金がたくさん集まります。
そのため、親はわざと子供の片腕を切り落とすのです。
日本では、このような状態が想像もできないでしょうが、これは事実です。
お金は人生の全てではありませんが、あれば便利なものだし、なければ困るものです。
自分のお金は自分で守るしかないのです。
(参考文献)