BLUE GIANT SUPREME

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私が今日もジャズを聴いているのは、ジャズの入り口に彼がいたからだ

——クリス・ヴェーバーより

さて本日は僕が最近ハマっている漫画
「BLUE GIANT SUPREME」について書いていこうと思います。

今作品は「BLUE GIANT」の続編で、主人公がドイツ・ミュンヘンにつくところから物語が始まります。

最初、私は、「BLUE GIANT SUPREME」から読み始めのですが、めちゃくちゃ面白かったです。

前作を知らない方も全然楽しめます。

より多くの人たちにこの名作を知ってほしいという一心で本日は書かせていただきます。

読んだ方、知ってる方がいらしたら、ぜひ連絡してください。

お問い合わせ待ってます。

BLUE GIANT SUPREME(1) (ビッグコミックススペシャル)

あらすじ

今回は「BLUE GIANT SUPREME」第1巻について話していこうと思います。

ネタバレにならない程度に軽くあらすじを書きます。

これは主人公「宮本大」が世界一のサックスプレイヤーになるまでの物語です。色々な人に支えられながら、時には色々な人を支えながら、成長していく姿に毎巻心を動かされること間違いなしです

最高に熱いです。

今回は、漫画を読みながら思ったことを書き殴っていこうと思います。
まとまりがないかもしれませんが、ぜひ最後までお付き合いください。

語るより見せる

物語はミュンヘンの空港に着くシーンから事細かく描かれています。

この漫画を読んでいると、まるで自分も海外に行ってるみたいな感覚に落ち入ります。

大が使う英語はカタコトで、ドイツ語は話せなませんし、聞き取れません。
自分が海外に行ったらこんな感じかもしれないと、想像しながら読んでしまいます。

住み慣れた空間で生活していると気が付かない、当たり前が当たり前にできることの凄さを体感できます。

大が橋の上でサックスの練習をしようとするシーンがあります。

すると突然、警官に立ち退くように言われてしまいます。言葉は分かりません。ただ「ここで練習するな」といっていることは雰囲気でわかります。

当然、大は立ち退くのですが、その時の場面がとても印象的でした。

「あ…いや、すいません!! アイム ソーリー アイゴー…!」
そう言って大は黙々と楽器を片付けはじます。
下を向きながら、「フウ…」「フウ…」「フウ…」と大きく呼吸を繰り返しながら。


1巻より

この時の大の顔がとても印象的で、忘れられません
僕にとって、非常に印象的なシーンでした。

新しい環境で、言葉が通じない。
無事、入国できるかも不安。
お店で水を買うのも緊張しっぱなし。
相棒のサックスを吹くのだって一苦労。
数々の困難が彼の前に立ちはだかります。

色々なところを歩き回り、必死に自分の居場所を探し出そうとする。

ここまで読んだ瞬間に、「あ、名作だ」とわかりました。

とにかく絵の表現がすごい

この作品の一つの特徴として、「語るより見せる」という特徴があります。

言葉・文字で説明するのではなく、描写・絵で見せる

これは、非常に大きなインパクトを与えてくれました。

最近は小さな文字で、多くのことを伝えようとする漫画が、増えてきています。もはや小説と言ってもいいほどの文字が書かれた漫画もあります。

確かに、文字の方が、伝わりやすいし、誤解が起こる可能性も低くなります。

ですが漫画には絵があります。
漫画は、絵がベースです。
絵で、どれだけ『語る』ことができるか。
これが漫画において最も重要なことだと思います。

一生懸命であることも、嬉しいことも、悲しいことも、人は多様な顔をすることで言葉以上に表現できます。また、顔だけではありません。太陽や月、晴れや曇り、花や水など、この世界には本当にさまざまなものがあり、それぞれにそれぞれの意味が込められています。

この漫画は、こういったことがよく描かれている漫画です。

つい何度も読み返しては、時間を忘れてしまいます。

チャンスはどこにあるかわからない

大は多くのジャズの店を周り、「演奏させてくれないか?」と懇願する日々を送っていました。

しかし、どのお店でも、
「We don’t need you.」
「日本人?君、有名なの?」
「No!」
このような言葉をかけられます。

それでも彼は前に進み続けます。
「チャンスはどこにあるかわからない」と、多くの店を周るのです。
「近づかねぇと……俺からドイツに、近づかねえと」と、寝る間も惜しんでドイツ語の勉強をします。

どんな不快な断れ方をされても、「ダンケシェン(本当にありがとう)」と言って、店を出て行く。

一巻より

本当に格好いい。
努力をしている人はなんでこんなにも美しいのだろう。
こんな人でありたいと心から思える主人公です。

ある日、橋の上でいつもの練習をしていると、「手袋をあげるから一曲吹いて」と、あるおばあさんにせがまれます。

ドイツに来て、最初のお客さんです。

曲が吹き終わった時、大は、おばあさんから拍手と最高の笑顔を受け、ハグまでしてもらいます。

「アジアのジャズは知らない」「君は必要ない」
ドイツに来てから、このような言葉をかけられ続けた彼にとって、どんなに助けになっただろうか。

クリスとの出会い

そんな大はある日、一人の男と出会います。クリス・ヴェーバーです。
彼は「究極の紳士」です。
いや「真の男」と言ってもいい。

僕がこの漫画において一番好きな人物です。

クリスは、大がお店で吹けるように全力でサポートします。
自分の家に泊め、衣食住をともにし、「吹かせてもらえないか?」と一緒にジャズの店を回る。

そこまでしてくれるクリスに大は質問します。
 どうしてクリスは、オレにそんなに優しい?
 オレのサックスの音も聴いてないのに…

クリスはこう言います。
「普通だよ。
「優しくもないし、助けようとも思ってない。
「普通のこと、それだけ。」

「きっとみんな同じことを思うよ。

「いつか世界一になる奴と、知り合えたら素敵だなって」

一巻より

僕はもう号泣です。

その後の「大」が、食べ物を口に運ぶシーンもとても素晴らしい。
「自分と向かい合い」「何かを決意している」という描写が身に染みて伝わってきます。

「いつかきっと返す…
「ありがとうクリス、いつか…
「音で、返したい」

宮本大という男

1巻より

ポジティブ・大胆・正直・真っ直ぐ・「ありがとう」と「頑張ります」が口癖。

大を表す言葉はたくさんあります。

ですが、大を何よりも魅力的に感じてしまうのは別にあります。

「何より、自分を信じていること」
「自分は絶対世界一のサックスプレイヤーになると信じていること」

大は例え違うことをしてたとしても成功していたでしょう。

現に彼は元々、バスケットボールをしていました。

「漫画の世界だからだ」「フィクションだからだ」などと、言うかもしれません。

ですが、フィクションの中だからこそ、妄想だからこそ、我々の心をここまで動かしてくれるのも事実です。

フィクションこそ妄想こそ、いや、思い込みこそ、我々を動かす原動力です。

Danke Shane!

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