【未来】『働くひとのためのキャリアデザイン』——キャリアをドリフトしよう!

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キャリアトランジションモデル

昨今、転職がよく叫ばれるようになりました。

仕事は、二転三転して当たり前。

そんな考え方が、今後の常識になっていくかもしれません。

そこで重要になってくるのが、それぞれのキャリアにおいて、どのような方向に向かえばいいか、影響する要因は何か、といった事柄です。

これらを思考する時に基盤となるのが、「キャリアトランジションモデル」です。

転職に限らず、離職や引退、結婚や死別などといった、人生の転機はたくさんあります。

その時、ぶれない思考を持つために重要になるのが、このモデルです。

4つのステップ

では、「キャリアトランジションモデル」について解説します。

このモデルは大きく4つのステップによって、構成されています。

まず最初のステップは、「方向性」です。

夢を持つことは重要です。しかし、夢だけを頑なに追いかけていてはいけません。

また、現実や常識に囚われ、世間のレッテルだけを自分に次々着せていく行き方もダメです。

この両者を併せ持った、自分なりの方向性を持つことが重要なのです。

そして次に、「キャリアデザイン」です。

自分に具体的な質問(次の章)をしていき、進むべき道を設計して行きます。

そしたら今度、「アクション」を起こします。

とりあえず、一死不乱に頑張ってみて、経過をみてみます。

ある程度、自分なりに進めてみて、トライアンドエラーを繰り返します。

そして最後は、「ドリフト」です。

あとは、成り行きだったり、運に任せます。

例えば、海外で日本のお店を出すために、必死に英語を勉強するという計画を立てたとします。

短期間、集中的に勉強し、「いざ!」と羽田空港についたら——、たまたま『ダイハード2』よろしくのテロ事件が起きて、そこで偶然出会った、外国人女性と意気投合したりして……。

結果、幸せな家庭環境と共に、いつまでも楽しく暮らしたのでした、ちゃんちゃん。

といったように、あくまで、方向性はブレていいです。

Aという目標を立てていても、それはあくまで現時点での目標がAなだけで、その目標が、数年後か数ヶ月に、Bという目標になっていても一向に構いません。

よわ、計画をたて、行動し、成り行き(ドリフト)に任せる。

これが、キャリアトランジションモデルです。

キャリアデザインを作る「3つの質問」

まずは、行動するためのプランがなくては、何も始まりません。

そこで、ここでは二人の人物が提唱して、「3つの質問」を紹介します。

みなさんも参考にしてみてください。

まず、最初はキャリア論の大家である、エドガー・H・シャインさんが提唱した3つの質問です。

①自分は何が得意? ②自分は何をやりたい? ③何に意味や意義を感じる?

続いて、米国サフォーク大学のマイケルアーサーさんが提唱した3つの質問。

①自分の強みは? ②あることをしたい時、その理由は? ③これまで誰と繋がり、どのように生かしてきた?

おわり

上記の質問をし、人生の計画・方向性を決め、あとは行動。

そうして出た結果をありのままに受け入れ、あとは、このサイクルを何度も繰り返す。

大切なことは、「プラン」と「ドリフト」のバランスです。

特に、「ドリフト」を大切にしてください。

よく人が語る時、「数年前の自分では思いもよりませんでしたね」などといます。

これは、ある時に「ドリフト」をしたことが、転換点になったのです。

これまで通りに生きているだけでは、プラン通りに未来しか実現することができません。

ただ、ある時たまに、「ドリフト」してみると、人生はあらぬ方向に転がることができます。

もちろん、それによって破滅の階段へ足を踏み入れることになるかもしれません。

しかし、何事もリスクなしには、何も変えられません。

まずは、机に植物を置いたり、ペットを買ったり、電車で隣の人に話しかけたりといった、日々の生活の小さいな「ドリフト」から体験してみてはいかがでしょうか!

働くひとのためのキャリア・デザイン (PHP新書)
働くひとのためのキャリア・デザイン (PHP新書)

ボーナストリビア:リンは、錬金術師によって発見された!

その昔、具体的には1669年、ヘニッヒ・ブラントという錬金術師がいました。

もちろん、彼の人生の第一目標は、「金を作ること」です。

来る日も来る日も、実験を続けていた彼は、ある時、尿から金を錬成しようと試みます。

大量を尿を煮つめて、蒸発させて……と、そんな作業を繰り返し、強烈な異臭が漂う中、彼は、濃縮と不純物を取り除き、純化を行っていました。

そしてできたのが、金……ではなく未知の新元素でした。

惜しくも(?)金を錬成できなかったブラントは、この新元素をギリシャ語で「光を運もの」を意味する「リン(Phosphorus)」と名づけました。

こうしてできたのが、植物の三大要素の一つとして、窒素、カリウムとともに欠かせない存在として知られる「リン」なのです。

ブラントの、当初の目標であった「錬金」は果たせませんでした。

しかし、代わりに、後世へ、その名とこのユニークなエピソードを残し、栄光をかちたっとのです。

これこそ彼の、「錬金術」だったのかもしれません。

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