【計画】『パラノイアだけが生き残る 時代の転換点をきみはどう見極め、乗り切るのか』——「計画」を立てなら、「消防署の事業計画」を参考に!

スポンサーリンク

業界の競争環境を決める「6つの力」

『競争の戦略』(マイケル・E・ポーター著)には、業界の競争の性質を決める基本原理として、「ポーターの5フォース」が紹介されています。

その5つの力とは、「新規参入の力」「供給業者の力」「顧客の力」「代替品の力」、そして「競合企業の力」です。

そして本書『パラノイアだけが生き残る』(アンドリュー・S・グローブ)では、ここにもう一つの力**「補完企業の力」**が加わります。

この6つの力のうち、どれかひとつが桁違いな変化を起こしたとき、競争ルールが一変します。

本書ではそれを「10×の変化」と呼びます。

この「10×の変化」が起こるとき、それが戦略転換点となるのです。

「ノイズ」と「シグナル」を見極める!

そしてこの戦略転換点において重要になるのが、「ノイズ」と「シグナル」を見極めることです。

それは単なる「ノイズ」なのか? それとも、変化への「シグナル」なのか?

これらを区別する必要があるのです。

このとき、特に4つの視点を持つことが重要です。

1:主要なライバル企業の銘柄は「変化」しているか?

2:大切なパートナー企業(補完企業)が「離反」してないか?

3:車内に突然、「無能な人」が現れていないか?

4:現場の「調子」に変化はないか?

常にこの4つの視点に目を配ることで、**「10×の変化」**が起きたとき、うまくその波に乗ることができるのです。

おわり

どんな詳細な計画をもってしても、変化を予測することは不可能です。

では、計画は必要ないか、といえばそれも違います。

本書では、「事業計画」は「消防署の事業計画」みたいなものだ、と述べられています。

次にどこで火災が起こるのかを予測することは不可能です。

だからこそ、不測の事態でも、通常の業務のように対応できる、そのための精力的かつ効率的なチームを編成する必要がある、というわけです。

会社でも、チームでも、家庭でも、いついかなるときに、どんな変化が起こるのかは、誰にもわかりません。

そして、その対応を少し間違うだけで、取り返しにつかなることも多々あります。

だからこそ、私たちは、火事が起きたときにどんな基準でどう動き、そのために何が必要かを常に考えることが重要なのです。

さぁ、人生の「事業計画」を立てましょう!

パラノイアだけが生き残る 時代の転換点をきみはどう見極め、乗り切るのか
パラノイアだけが生き残る 時代の転換点をきみはどう見極め、乗り切るのか

ボーナストリビア:東京タワーが333mなわけ!

スカイツリーなるものの登場とともに、影が薄くなってしまった東京タワー。

スイカツリーは「634(ムサシ)m」と、とても日本ぽい高さ(?)です。

一方、東京タワーは「333m」。これには一体どんな意味があるのでしょうか!

東京タワーの完成は 1958(昭和 33年) 12月 23日。 昭和 30年代の始めです。

ちょうどこの頃は、東京を中心に次々とテレビ局が開局していた時でもあります。

そこで、在京6局のテレビ塔を1か所にまとめるという「総合電波塔の構想」が立ち上がりました。

これが今の、東京タワーです。

そのため、東京タワーの正式名称「日本電波塔」です。

当初の「計画」では、高さを380mにする、というものでした。

というのも、東京を中心とした半径100kmの関東圏内に電波を送るためには、鉄塔に必要な高さが300m以上であったためです。

ですが、見積もり通りに工事が進まず、途中で資金が足りなくなります。

「計画」に予想外の「火事」が起きたわけです!

そこで、苦肉の策として333mになりました。

「どうせ作るなら、やはり世界一を目指したい!」

「いやせめて、エッフェル塔(320m)を越えたい!」

「ふむそれなら330…………いや、キリのいい333にしよう!」

となったわけです。

つまり、東京タワーが333mになったのは、その場のノリだったのです!

話は変わりますが、リリーフランキーさんが書かれた『東京タワー』、おすすめです!

東京タワー―オカンとボクと、時々、オトン (新潮文庫)
東京タワー―オカンとボクと、時々、オトン (新潮文庫)
スポンサーリンク
AichiLog
タイトルとURLをコピーしました