友達は100人、欲しいですか?

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小学生が家族とランドセルを買いにスーパーに出かけると、「友達100人できるかな」という音楽が流れていることがよくあります。

学生や大人にとって「友達」はステータスで、だからどんな人にも、自分を嫌う人にも、我慢して優しく振る舞おうとします。

ですが、果たして、そんな無理をしてまで「友達100人」を作る必要があるのでしょうか。

友達には8パターンある

社会学者のポール・アダムスは、人間関係を親しい順に、**「親友」「相談相手」「癒し手」「仲間」「協力者」「遊び仲間」「情報源」「知り合い」**と、8パターンに分類しました。

さらに、そのうちの**「親友」「相談相手」「癒し手」は『強い絆』、それ以外を『弱い絆』としました。**

そして、『強い絆』には上限があり、どんなに多くても15人程度、『本当に強い絆』である「親友」と「相談相手」を合わせても5人以下、「親友」に関しては、1〜3人程度であるそうです。

これはつまるところ、「親友」としての「友達」を100人作ることは、不可能であるということです。

また、友達が100人いると思っている人は、『弱い絆』の友達が多いということになるのかもしれません。

自分の友達を紙に書き出し、それぞれを8パターンに分類してみると、意外と「親友」が少ないのかもしれませんね。

あなたを嫌う人は、必ずいる

ユダヤ教の教えに、こんなのがあります。

「10人の人がいるとしたら、そのうちの1人はどんなことがあってもあなたを批判する。あなたを嫌ってくるし、こちらもその人のことを好きになれない。そして10人のうちの2人は、互いに全てを受け入れ合える親友になれる。残りの7人は、どちらでもない人々だ」

そしてまた、心理学の「対人関係療法」では、もっとも良好な人間関係は「家族」や「恋人」「パートナー」で、次が「友人」、そして最後が「職場の人」としています。

これを比率で表すと「5対3対2」だそうです。

つまり、たとえ、職場の人や部活の仲間、クラスの人たちとの仲がよくなかったとしても、家族や友人との関係が安定して入れば、対人関係の8割は大丈夫だということです。

ランドセルを買った時から私たちは、「みんなと仲良くし、たくさんの友達を作らなくては」という思い込みをしてしまっています。

そのため、同じ空間にいる、あまり気の合わない人とも、無理に仲良くしようとします。

しかし、多くの場合、自分を嫌っている人と仲良くするには、「命を救う」や「ピンチを助ける」といった、一大イベントでもない限りとても難しいです。

「ありがとう」を連呼しよう!

『行動最適化大全』という本では、自分を嫌う相手に対して、「ありがとう」を言い、相手に親切にしよう、という方法が紹介されています。

人に親切をすると、「オキシトシン」という愛情物質が、親切をした側だけでなく、親切をされた方にも、分泌されます。

つまり、これを続けることで、相手に対する好感度をどんどんアップさせていくのです。

相手が自分の意見に対し、何かしらの反論や論破を試みようとしている時、こちら側も同様に、反論や論破をしようとしては、関係が拗(こじ)れるだけです。

アメリカの作家、デール・カーネギーも「議論に勝つ最善の方法は、この世にただひとつしかない。その方法は「議論を避けること」だ」と言っています。

なぜ喧嘩をするのかを考えると、それは自分の意見を通したり、相手の間違いを正したりするためだと思います。

ですが、そのような目的をもった喧嘩は、大抵、100%のハッピーエンドを迎えません。

自分の意見が通っても、相手との関係が拗れたり、勝利をしたとしても、その喜びは一瞬で、相手の恨みは一生残ります。

人生はやはり、ハッピーなエンドが一番です。

ですので、相手が反論してきても「ありがとう」といい、相手が論破を試みようとしても「ありがとう」と言いましょう。

さすればきっと、幸せな結末が待っている、はずです。

人間関係というものは、難しいもので、どんなに成功して、お金を持っている人でも、離婚をしたり、友達と喧嘩をしたりと、なかなか、上手く築くことが難しいものです。

ですので、100人と多くの関係を築こうとせず、まずは自分の周りにいる、ほんの数人の人間関係こそを大切にしていくことが大切なのかもしれません。

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