投資信託への第四歩(コストがすべて)

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投資信託の選び方

今回は 「これから長期投資をしたいけど、初めてで具体的にどうしたらいいかわからない」という人たちと
ファンドを選ぶ時の具体的な考え方を学んでいきたいと思います。

それではいきましょう!


トリプルチェック

長期投資をするときにチェックすべきポイントは大きく3つです。

「現状把握」「コスト」「ルール」です。

順番に説明します。

現状把握

長期投資には2つのパターンがあります。

一つは、毎月の収入から少しずつ投資していく「積み立て型」。

そして、もう一つは、直近で使う予定のない、まとまったお金を投資する、 この記事ではこれを「スポット型」と名付けます。

まずこれから投資を始める前に、自分がどっちのパターンなのか考えてみてください。



そしてここで重要なことは、

「お金に働かない時間をつくらない」

ことです。

お金は人間と違って、体力に限界がありません。
我々が寝ている時も、遊んでいる時も、忙しくしている時も、 彼らは少しも休むことなく、毎日働いてくれます。

しかし、そんな実直な彼らを休ませてしまうのが銀行です。 銀行は、彼らを働かせてはくれません。
日がな一日、寝て過ごさせます。 そう。まるで、幼稚園のお昼寝の時間のように。

それは大変もったいない。
今すぐ、彼らに新しい「職場」を探してあげてください。
お金を「就職」させてあげてください。
彼らはどんな会社にも就職することができます。
Googleだろうが、Amazonだろうが、Facebookだろうが、Appleだろうが、 自分の働きたいところに行けるのです。

できるのにやらないのはもったいないです。

閑話休題

本題に戻りますが、 まず自分が「積み立て型」でなのか、それとも「スポット型」でなのかを見極めてください。

そして「積み立て型」なら、定期定額投資の「ドルコスト平均法」を使うことを強くおすすめします。

「スポット型」なら、一括でそのまま投資するだけでいいです。

とにかくお金に働かない時間をつくらせないようにしましょう。


コスト

そして次に重要なのがコストです。というか一番重要です。

投資信託には3つのコストがあります。そして そのコストをどれだけ減らせたかが勝負です。

それでは3つのコストについて順番に見ていきましょう。

購入手数料

これは購入時にかかる手数料のことです。
この手数料は、0円のファンド(投資信託)も結構あり、 「ノーロード」と言われています。
なるべく「ノーロード」のものを選ぶといいです。


信託報酬

これは自分のファンドを運用してくれいているファンドマネージャーに支払うお金です。
0円のファンドはありません。 ですが、これは本当に重要です。
保有期間中ずっと払い続けるものなので、ここの数値を無視して買ってしまうとかなりの損をします。

ここで一つ、私のエピソード。
私が投資を始めたのは10歳の時でした。
ある日、突然、父が私の部屋に闖入してきて 「ファンドに投資しね?」と
まるで「明日遊ばね?」みたいなノリで尋ねられたのが始まりでした。
当時剣道一筋の生活を送っていた私は、
その場のノリで 「いいよ〜」とテキトーに返事をしてしまったのがことの発端です。

そして一週間後、父が謎の呪文を唱え始めました。
「〇〇ファンドに投資したんだけど、含み損になっちった。てへ。 …でもまあ、投資信託は長期で持ってたら必ずプラスになるから大丈っしょ?」と。
まず自分の15万円が勝手に銀行からプリズンブレイクしていたことに驚き、そして、父がドヤ顔で何を言っているのか全く理解できないことに2度驚きました。

それから時は経ち、大学1年生になった私は、ふと、15万円の存在を思い出しました。 父に自分の15万円の所在を尋ねると、 「んー、最近はちょっと調子あんまり良くないかな〜。含み損が〇〇で……  ま、大丈夫っしょ!」
父の軽いノリを信じられず、それから自分で勉強を始めました。
すると15万円が8万円になってることがわかりました。
増えているどころか、元本が7万円も減っていました。 一体何が大丈夫だったんでしょうか?

そして、これの一番の原因は、手数料にありました。
当時私が保有していたファンドは、毎月分配型のファンドでした。
そして、このファンドの「信託報酬」が3%を超えていたのです。
今私が所有しているファンドの信託報酬が大体0.1%くらいであることから考えて、これは非常に高い数字だと言えます。
というか高すぎです。
高杉くんです。

つまり、当時私が投資していた金額は15万円でしたので 毎月信託報酬として、約4,500円払っていたという計算になります。 そして、私が月々にもらえる分配金は3,500円くらいでした。 しかもそのほとんどが特別分配金でした。 私は最初からずっと毎月赤字だったのです。

毎月お小遣い感覚でもらえると思っていたお金は、大体が自分の元本であり、そしてその元本も大きく減少していきました。

以上が私の10年間の投資経験です。

何が言いたいかというと、「とにかく、コストに気をつけましょう。」ということです。

どんなファンドも必ずこの「信託報酬」を支払わなくてはいけません。

だからこそ、このコストをいかに減らせるかが勝負の分かれ道です。

「自分はこのファンドを持ち続けることで、どれだけの利益が見込めるのか?」
「コストと割りにあってるのか?」

などなど。

自分なりにしっかり研究してみてください。

信託財産留保額

これは売却時の手数料のことです。
0円のファンドも存在します。
ぜひそこから検討することをお勧めします。

以上、3つの手数料を紹介しました。

しっかりと理解し、そして選ぶことで、本当の「コスト」をとらずに済みます。



※余談ながら、先程の私の子供時代の続き

当時の私はアニメと漫画が好きで(今は大好きです)、少し厨二病気質だったこともあったのか、
父から「ファンド」や「ドルコスト平均法」なる話を聞いたとき、その言葉にビビッと感じてしまい、一時期、友達に自慢をしていた時がありました。

「今、俺、ファンド買って、レバレッジ効かせるてるんだよね〜」 「俺の持ってるファンド今度見せてやるよ。サイズも揃ってるからきっと楽しめるぜ」 などなど、今思うと、穴があったら入りたいような言葉を平気で言いまくっていました。

そしたら、ある日、一人の友達に
「利回りはどれくらいなの?」と聞かれ、 ヤバイと、冷や汗をかいた私は、咄嗟に

「10くらいだよ」
と、自分の誕生日の数字を答え、静かにトイレへと駆け足で向かいました。

「服の衷(ちゅう)ならざるは身の災いなり」 という言葉の重みを感じた瞬間でした。



ルール

最後は「ルール」です。

長期投資において大事なことは、動じないこと、不動心です。
相場がいくら騒いでいようが、自分には関係ないと、胸を晴れる人だけが勝てます。

そんなときに大切になるのが「ルール」です。 自分の中の指標「マインド・インデックス」と言ってもいいかもしれません。(投資用語とは関係ないので注意してください。)

「価値がこうなったら買う、もしくは売る。」 「40歳になったら取り出す」などなど、
ルールはその人個人によって異なります。

ですので、まず自分がなんのために投資をしたいのかを明確にし、 そしてその目的にあったルールを自分で作る。

このことを忘れないでください。


その他のポイント

さて最後に、そのほかの注目ポイントも軽くまとめておきます。 銘柄を選ぶときの指標にしてください。

●償還日が無期限のファンドを選ぼう  
  →繰り上げ償還を避けるために、純資産の多いファンドを選ぶと良いです

●純資産が減り続けてるものには注意

●目論見書を読んでよくわからないものには投資しない
  →誰かに勧められたからという理由ではなく、しっかりと自分でそのファンドを理解しよう

●既存の投資信託ならば、過去の運用成績は当てにならない  
  →未来のことは誰にもわからない

●新発投資信託には飛びつかない  
  →コスト面などよく調べてから投資しよう

●大きな恐慌が起きた時などの価格変動は注意  
  →基準価格も気にしすぎない  
    →時と場合による   
    →たまたま高い場合も低い場合もある

●売れている投資信託がイイとは限らない
    →私と同じ失敗をしないように



本日の名言

Amazonのジェフベゾスが、とある投資の神様に「なぜみんな、君のようなお金持ちになれないんだろうね?」と尋ねた時の彼の一言。




「ゆっくりお金持ちになりたい人がいないからだよ」

”オマハの賢人” ウォーレンバフェットより

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