日本人が投資を苦手だと感じるのは?

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本当に苦手?

なんかニュースなんかを見ていると

金融では欧米に勝てないみたいな風に思ってしまう。

実際、ある調査では、アメリカ人は資産の8割を投資に回したいと考えるのに対し、

日本人は資産の8割を貯蓄、残りの2割を投資に回したいと考えている。

確かにこのようなニュースが報道されると、日本人は投資が苦手なイメージを持ってしまう。


ただ実際、「日本人が投資が苦手」というイメージは単なる思い込みです。


投資大国日本

皆さんは江戸時代、日本の大阪で

世界に先駆け、「信用取引」が行われていたということをご存知だろうか?

アメリカのシカゴで100年後に誕生する商品取引所が

日本では江戸時代に存在していたのです。

当時大阪に出回っていた、米は200万石。

しかし、井原西鶴の記憶には、

2時間で120万石の取引があったと記されている。

なぜこんなことができたのだろうか?

それは現実には存在しない米が売買されていたからです。

つまり信用取引が行われていたということです。

現実にはない商品を売買する仕組みが

世界に先駆けて発明されていたのです。

当時は、「一手千両の花が咲く」と表現されるほど儲け、

売買が活況を呈していました。

この歴史が示す通り、

日本人は世界に先駆けて投資のシステムを開発し、上手く運用していたのです。

つまり、我々日本人は投資の能力が非常に高かったのです。


ただ日本人が投資が苦手と思い込むには仕方がない理由が存在します。

日本はある時期を境に投資から貯蓄の国に変わったと言われています。

日中戦争から太平洋戦争に移り変わろうとする時期です。

貯蓄しない奴は非国民?

「戦争に勝つために国民はせっせと貯金せよ」

当時の政府が出したこのプロバガンダのせいで、日本人は投資から遠ざかってしまったのです。

「戦争に勝つために国民はせっせと貯金せよ」

なぜこのような宣伝が行われたのでしょうか?

それは戦争をするためです。

当時の日本は戦費調達にとても困っていました。

当時の政府は苦肉の策として

昭和13年「国民貯蓄奨励局」を設立し、

国をあげて貯蓄奨励キャンペーンを実施しました。

「貯金しない非国民」

周りからのこのような視線を恐れ、

国民の多くはせっせと金融機関に貯金しました。

これにより集められたお金は

国債の引き受けに回され、軍需産業には無担保で融資された。

国は国債を売ったお金で

軍人に給料を払い、武器を買い、さらに国債の償還にも充てた。

戦争が長期化すると、もっと資金が必要となり、

昭和16年には「国民貯蓄組合法」という法律まで作り、

全国民の貯蓄を強制させた。

そして、国民の財産を全て投入したにもかかわらず

戦争は負けてしまう。

大量発行された国債は、紙屑になり

国は無一文。破綻してしまった。


ここで話は終わりません。

今度は、早急に国を立て直さなくてはならないという新たな課題が浮上してきたのです。

ここでも政府はまた同じ手法を講じるのです。

国民に「貯金せよ」と宣伝するのです。

ここで大きな役割を担ってくれたのが、「郵便局」です。

全国に張り巡らされた郵便局ネットワークは国営の資金マシーンとなってお金をかき集めた。

そしてその資金で公共事業を援助した。

これにより、焼け野原になった産業も再開し、

インフラも整備され、産業も再開し、

戦後の復興を遂げたのです。

そして80年以上に渡って貯金し続けた国民は

「お金は金融機関に預けるべき」

「それが常識」

といったような習性がすっかり体に染み付いてしまったのです。


もちろんこれは国のとっては都合の良いことです。

相変わらずせっせと貯金してもらい、

金融機関に国債を買わせれば

戦前と同じようなギャンブル、投機的行為もとることができる。

国とって「国民が貯蓄し、それを役人が使う」という図式が

一番おいしく

壊したくないものなのです。

これが日本人が投資に向いていたいないと感じてしまう原因です。


名言

さて本日の名言のコーナー。


人はみな天才だ。

しかし魚の才能を木登りで測ったら、その魚は一生、自分は愚かだと感じて生きることになる。

アルベルト・アインシュタインより

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