【植物学】人類と農業の起源 —— 人類は草原で進化した!

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人類の起源

人類の起源は、アフリカ東部であると言われており、草原で進化したとされています。

その昔、地殻変動によって、アフリカ大陸が東西に分かれ、大地溝帯という巨大な谷ができました。そして、この谷のせいで、湿った赤道西風は遮られ、東側では、乾燥が進みました。豊かだった森が、草原へ変わってしまったのです。

農業の起源

乾いた草原という、厳しい環境下で、人類は「農業」をすることで、生き延びてきました。

農業の発祥は、メソポタミア、現在の中東地域です。つまり、砂漠地帯です。

もちろん、まったくの砂漠では農業などできません。なので、「肥沃な三日月地帯」と言われるように、砂漠の中でも、水路が引ける、ある程度、豊かな土地でした。

牧畜

そこで行われていた農業は、家畜を飼養する牧畜でした。

狩りの対象であったウシやヤギなどの草食動物を飼うことで、食料の幅を広げたのです。

牧畜は、農耕によるメリットだけでなく、いつでも肉を手に入れることができる点や、生かして乳を搾るという選択肢もあります。

おわり

現代、私たちが食してる肉のほとんどは、鳥豚牛といったように、草食動物のものがほとんどです。

なかには、犬や猫、熊、アザラシ、人間なんかを食べている人もいます。しかし、それはごく一部です。

ほとんどの人は、やはり、草食動物を好んで食べます。

これは、筋肉質な肉は、食用には向かないなどの理由が考えられます。

しかし、それ以上に、人類の起源が草原にあったことが、大きく関係しているのではないでしょうか。

草原にいるということは、それを餌とする、草食動物もまた、たくさんいるということです。

草原から生えているイネ化植物を食べられない人類は、それを食べている草食動物を餌として生き延びてきたのです。

そして、やがてその生活が、「種の落ちない」植物の発見とともに、どんどん広がっていった。

植物も農業も牧畜も食事も人類も。

全ては根源的なところで、大きく重なり合っているのです。

ボーナストリビア:イネにはなぜ、炭水化物があるのか?

普段食べている白米は、「炭水化物」です。みなさんは、その理由について、深く考えたことがありますか。

一般の植物に比べ、イネ科植物の種子には、大量の炭水化物があります。

ふつうの種子には、炭水化物の他に、脂質やタンパク質などといった他のエネルギーも多数存在します。タンパク質は、体を作るために必要だし、脂質はタンパク質以上に、発芽するためのエネルギーを持っているからです。

しかし、イネ科の種子は、タンパク質や脂質が少なく、ほとんどが炭水化物なのです。

理由は単純で、「余裕がない」からです。

タンパク質にしても、脂質にしても、そもそもそれを作り出すためのエネルギーが必要です。

そして、草原には、そんな余裕はない。草原で生きる植物にできるのは、光合成によってできた炭水化物をそのまま種子に蓄えることだけ。芽生えは、炭水化物をそのままエネルギー源として使う。

それに、仮にタンパク質などの余剰なエネルギーが周りにあったとしても、草原で大きく成長することは、むしろ逆効果です。ただ、草食動物の餌食になるだけです。

そのため、タンパク質や脂質は蓄えず、ただただ炭水化物だけを種子に蓄えるスタイルとなっていったのです。

こうして、イネ科植物は、人類にとって重要な食糧となる、「炭水化物の塊」となったのである。

(参考)

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