【心理学】「群集心理」は、人を殺す!

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漫才コンビ「ツービート」の言葉に「赤信号 みんなで渡れば 怖くない」というものがあります。

このように、「1人の時は絶対にやらないことも、それが群衆になるとやってしまう」そんなことがあるともいます。

それが「群集心理」です。

群集心理の3ポイント

「群集心理」には、大きく3つのポイントがあります。

「一体感」「無責任性」「無名性」です。

たとえば、インターネット上での「炎上」を例に取ります。

ある事柄が炎上する時、それは、理由や意見はともあれ、標的はみな同じです。共通項があることで、わたしたちの中に「一体感」が生まれます。

「一体感」は、気分を高揚させ、冷静な判断力が低下させる恐れがあります。

ただ、一体感は必ずしも、悪いことではありません。

部活動などで皆が同じ目標へ進む時、互いにモノを与え合う「バーニング・マン」(アメリカの大規模なイベント)。

このようなとき、群集心理における「一体感」は、非常に大きなメリットがあります。

しかし、群集心理の恐いのは、残りの2つです。

「組織」と違い、「群衆」は、ひとりひとりに役割や義務がありません。

さらに、見ず知らずの人が集まるので、匿名性も高い。

ですので、その場のノリや、モラルに反した行いを取りやすくなってしまうのです。

不安が人を群れさせる

「赤信号 みんなで渡れば 怖くない」という言葉にあるように、人が群れる理由の一つは、「安心を得たい」という心理が考えられます。

ある実験では、「電気ショックによる不安を与えると、人はどのような行為をとるのか」を調べました。

この実験では、まず、被験者たちを「電気ショックの効果を調べる」という名目で集めます。

そして、一方のグループには、「電流は弱く、ほとんどショックはありません」と伝え、もう一方には「電流は強いショックを伴います」と伝えます。

この実験の本当の目的な、準備が整うまでの、被験者たちの過ごし方にありました。

すると、後者の「強いショックがある」と伝えられた方のグループは、「他の人と一緒に待つ」と回答した人が多数見られました。

一方、前者のグループは「1人で待つ」と回答した人が過半数を占めました。

このように、人は「不安」によって、群れる傾向があるのです。

命よりも、群れることが重要?

「不安」になる状況の一つとして、「緊急事態」「パニック」が考えられます。

人は、危機が迫っている状態で、その危機から脱出するルートが限られているとき、「パニック」を起こします。

しかし、もし「緊急事態」「パニック状態」にあるとき、群衆にいるがために、安心してしまい、行動しなくなるとどうでしょうか。

心理バイアスの一つに、「多元的無知」という言葉があります。

「多元」とは、「一元」の対義語で、「考えの元ととなる要素が多いこと」を意味します。

つまり、他の人が行動しないことで、「今起きていることは、緊急事態ではない」と認識し、不安を抑えてしまうのです。

映画館や電車といった、限られた場所で、たくさんの人がいる環境では、例えば、通気口から煙が出ていたり、なんだか毒ガスのような匂いが漂っていたりしていても、「みんな平然としているし、問題ないのかな?」と考えてしまうのです。

全国大会を目指す部活に入れば、自分を全国を目指す。
映画館で笑いが起これば、自分も面白いと感じる。
殺人現場を目撃すれば、自分も傍観者の1人になる。

良くも悪くも、人は環境に順応しやすい生き物なのです。

おわり雑学:意思決定には、5つのタイプがある!

人が「不安」を感じる時の一つに、「選択」があると思います。

「何かを意思決定する」これは非常に大変なことです。

できれば、周りのみんなが選んだ方を……といきたいところですが、毎度毎度、そういうわけには、いきません。

2014年、ボーリング・グリーン州立大学の研究チームが、ある論文を発表しました。

それは、「意思決定スタイルは、以下の5つに分類できる」というモノです。

私たちが何かを選択するとき、そのスタイルは、以下の5つのどれかに当てはまるのです。
(「」は、イツメンで飲みに行く時の例)

1:合理的スタイル(論理的に考え、選択するタイプ)「明日はいつもより、1時間早く起きる必要があるから、お酒は控えたい」
 
2:直感的スタイル(データよリモ、自分の直感を信じるタイプ)「今日は、朝から日本酒の気分だから、日本酒を飲もう」

3:依存的スタイル(他人の意見を重視するタイプ)「みんなが頼んだやつで」

4:回避的スタイル(決定を先延ばしにするタイプ)「ワインもいいけど、日本酒もいいね」

5:自発的スタイル(考えるよりも結論を急ぎ、スピーディーに決断するタイプ)「とりあえず、最初は生ビールでいいっしょ?」

また、「私たちは、自分で考え、選択しているように見えても、実は、自分の「意思決定」に従っているだけだ」と、ボーリング・グリーン州立大学の研究チームは述べています。

さらに、自分の選択に後悔しにくいのは「合理的スタイル」の人たちだ、と研究チームは述べています。

何がともあれ、重要なのは、自分がどんなバイアスに囚われ、生きているのかを認識することです。

自分の選択は、感情や、直感に頼っていないか?

今一度、振り返るきっかけになれれば幸いです。




(参考文献)

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