もっと本と接しませんか?

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●サセックス大学の研究

「6 分間の読書でストレス 2/3 以上軽減」

心拍数などを元にストレス解消実験をしたところ、ストレス軽減が活動として認められたものに以下の事柄があります。

 読書 68%
 音楽視聴 61%
 コーヒー54%
 散歩 42%
 テレビゲーム 21%

また、静かなところで読書をすれば 、6 分間で効果が見られ即効性があることもわかりました。

ストレスが起こる仕組み

脳にある扁桃体は、不安や恐怖を感じると、ストレスホルモンが分泌されたり、自律神経が興奮したりします。

その結果、心拍数が増えたり、血圧が高くなったりします。

これが「ストレス反応」です。

読書は、なぜストレスを抑えるのか?

読書は、本の内容に没頭することができます。

それによって扁桃体の活動が沈められて、鎮静効果が生まれるのです。

読書では、この効果が他の活動よりも高いと考えられています。

読書は、文字のコミュニケーション

読書は、共感体験を得ることができるのも大きな特徴の一つです。

人間は孤独感を感じると大きなストレスを感じる生き物です。

そのため、コミュニケーションを求めています。

読書をすることで、著者との、擬似的なコミュニケーションを起こすことが可能になるのです。

年収と読書

●パドヴァ大学の研究

「読書と年収には相関関係がある」

人間が生涯で得る年収と、子供の頃の家庭環境との関係を調べるために、ヨーロッパの9カ国、6000人を対象に実施した調査があります。

37年間で、10歳の時点で、家に置いてある本の数のグループ分け(10冊以下・100冊未満・200冊未満・200冊以上)を行い、家庭環境ごとに収入の調査をしました。

結果

義務教育に加えて、高等教育を受けている場合、義務教育しか受けていない人に比べて、高等教育一年あたり平均して収入が9%増えていることがわかりました。

しかし、高等教育を受けている人の中でも、本があったかの違いによって、収入が著しく異なることが判明しました。

ほとんど本がない環境で育った人は、高等教育を受けても、収入の増加幅は、5%だったのに対し、多くの本に囲まれて育った人は、収入が21%も増加していたのです。

のちの人生で、経済的に成功するためには、どれだけ本を読んだかに影響されることがわかったのです。

読書は人間にとって、「鬼に金棒」ならぬ、「人に読書」、というわけです。

読書と精神退化

●ラッシュ大学の研究

「読書で精神的退化を遅らせる」

高齢になってからの読書は精神的退化を 32%遅らせ、逆に頭を全然使っていないと精神的退化が 48%加速する、ということがわかっています。

「読もうとしない人は読めない人に劣る」

上記の言葉は、アメリカの小説家、マーク・トウェインの言葉です。

日本人の識字率は、99%だそうです。(「世界子供白書2019(ユニセフ)」の統計)

日本では、小学校・中学校に無料で通うことができるので、そもそも100%でないことに驚きです。

これは、戦中・戦後に子ども時代を過ごした世代の識字率が低いためと言われています。

現在は義務教育が行き届いているため、子どもや若年層に非識字者はほとんどいません。

一方で、令和2年度の小学校の就学率が99.96%で、またもや、100%に満たないそうです。(文部科学省の統計)

もちろん小学校に通っていないからといって、文字の理解や読み書きができない非識字者なわけではありませんが、それでも、普通の人たちに比べ、ハンディがあるのは明白でしょう。

平和そうに見えるこの日本という国でも、まだ、貧困があり、文字が読めない人も存在します。

そんな彼らも、きっと、「文字が読めたら……」と感じる時が何度もあったでしょう。

識字率の世界平均は85%で、発展途上国では30%に満たない国もたくさんあります。

お金のため。頭脳のため。自分のため。

そういった目的で読書をすることも、もちろん大切ですが、「文字が読める」、その行為自体にもっと感謝をし、読書を楽しむことも重要なのかもしれません。

研究知識
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