心理学【心理学】メンタルに強さも弱さも関係ない!——豆腐メンタルを舐めてはいけない! 脳は未来を予測する前回の記事では、脳が過去の経験や知識から、未来を予測し、その予測をもとに現在の行動を組み立てるということを書きました。●あの大学の出身者なら、優秀に違いない!●あの親の子供なら、きっと優しい人なのだな●あの人は坊主頭だから、危険だ!私たちは、このような判断を1000分の1秒で下します。しかも、この判断材料に使われるのは、私たちが子どもの頃から吸収してきたすべての体験です。教育や文心理学知識
心理学【心理学】あなたは“物語“の中で生きている!——“物語“を捏造せずして、生活することはできない私たち クリエイティブティがわかる三つの問題以下の問題について少し考えてみてください。問1「スコット氏は激しい雨のなかを散歩に出かけました。スコット氏は傘を持たず、帽子も被っていませんでした。そのため、スコット氏の服はずぶぬれになりましたが、なぜか髪の毛だけはまったく濡れていません。なぜでしょうか?」問2「清掃人が高い建物の窓を拭いていたところ、20メートルのハシゴから足をすべらせて、コンクリートの歩道に心理学知識
心理学【心理学】「快楽のふみ車」——ポジティブなことほど長続きしない! 前回の記事では、「人間はネガティブな情報に影響されやすい」という内容を紹介しました。今回は、そのさらに悪い特徴である「ポジティブな情報ほど長続きしない」という心理を紹介します。快楽の踏み車社会心理学者であるデビッド・マイヤーズさんは、人間の幸福感について以下のように述べています。「情熱的な愛、精神的な昂り、新しい所有の喜び、成功の爽快感。すべての望ましい経験は、いずれもそのとき限りのものである。こ心理学知識
心理学【心理学】「ネガティブバイアス」——生後3ヶ月の乳児も、ネガティブです! ネガティブバイアス人は、ネガティブな情報の影響を受けやいという特徴があります。マイナスなことほど、記録に残りやすいのです。例えば、好きな俳優さんが、麻薬やひき逃げなどで、記者会見のニュースを見た時。私たちは、それまでの彼の演技や、功績、人柄など、すべてを悪い方へと考えてしまいます。他にも、尊敬していた人の侮蔑的な発言や、スピーチで一箇所間違ったところが頭から離れないなど、私たちは、ネガティブな情報心理学知識
心理学【心理学】『大衆の反逆』—— 大衆が人を狂わせる スペインの思想家オルテガが1930年に書いた『大衆の反逆』。本書は、思想の持たない「大衆」のメカニズム、そして、その後のファシズム(独裁主義)脅威を明らかかにしました。貴族はなぜ弱体化したのか?1930年、ヨーロッパでは、暴徒を始める大衆たちによって、貴族が弱体化していきました。自ら努力し、自ら義務を課しそれを乗り越えようとする「貴族」は、「大衆」に対し、対話をしようと呼びかけます。しかし、大衆は心理学本
心理学【心理学】『群衆心理』——「群衆とは、個性を失った同一方向にコントロールされた集団!」 今回は、『群衆心理』という本から、「群衆の危うさ」について紹介します。群衆とは群衆と集団の違いはなんでしょうか?どちらも、「たくさんの人たちが集まったもの」といったいった、似たようなイメージを持ってしまいます。しかし両者には、断固として、大きな違いがあります。なぜなら、群衆には、「個性の喪失」と「感情・概念の同一化」という2つの特徴があるからですす。これが、ただ不特定多数の人たちが集まった「集団」心理学本
心理学【心理学】「農耕民」は協力的で、「牧畜民」は独立的である! アメリカと日本の、異なる文化欧米と東アジアでは、それぞれ異なった自己観を持っています。欧米人によく見られるのは、「独立的」な自己観(相互独立的自己観)です。この自己観には、「自分は、社会・家族・教育・仲間といった、他者から独立した存在である」という考え方がベースにあります。一方、日本人(東洋人)は、「協調的」な自己観(相互協調的自己観)を持ちます。「人は他者や周りの環境との関わりがあって、初めて存心理学
心理学【心理学】自己利益の追求は、社会を壊す! この競争社会において、私たちは「自己の利益」と「全体の利益」、どちらを追い求めるべきなのでしょうか?共有地の悲劇産業革命の頃、イギリスの農村には、「コモンズ」と呼ばれる、共有地がありました。農民らは、そこに羊を放牧し育て、羊毛をとっていました。もちろん、農民からすれば、自分の羊が多ければ多いほど、羊毛の収穫量が増え、利益が増えます。しかし、多くの人がそうしてしまうと、牧草地の荒廃が進みます。そし心理学
心理学【心理学】「つり橋効果」は最強! みなさんは、「つり橋効果」と言うものをご存知だと思います。異性と、つり橋に立っているときに告白すると、成功率は格段にアップすると言うやつです。これは「情動の2要因理論」によって説明することができます。情動の2要因理論人は、何らかの要因によって心拍数が上昇した時、その原因を自分の置かれている状況から判断します。先ほどの、「つり橋効果」を例に取ります。橋が揺れると、人はドキドキします。そして、男性が女心理学
心理学【心理学】人間関係によるストレスは、「プラス」と「マイナス」の掛け算で決まる アメリカの心理学者、フリッツ・ハイダー。彼は、人間関係におけるストレスを、「バランス理論」によって、証明しました。バランス理論人が人間関係において、何んらかのストレスを感じる場合、それはバランス理論によって説明することができます。バランス理論は、「自分」「相手」「対象物」の、3つの要素にがあります。そして、バランス理論は、その3つの対象物のうち、以下の3つの関係の掛け算によって決まります。①「自分心理学