神話

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【旧約聖書 サムエル記④】くじ引きの王様〜〜「今日は神がイスラエルを救われた喜びの日です。ですから、誰かを殺してはなりません」

くじ引き1週間後、サムエルは、民を集めて言いました。「今から王を選びます。部族ごとに、くじを引いてください」こうして、それぞれの部族代表が、くじを引いていきました。すると、選ばれたのはベニヤミン族でした。そしてさらに、ベニヤミン族でもキシュ族が、さらにその中でもサウルが選ばれました。ただ、当のサウル本人の姿がありません。皆が隅々まで探すと、サウルが荷物の間に隠れているところを発見しました。嫌な予感
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【旧約聖書 サムエル記③】サウルとサムエル〜〜「あなたは、イスラエルにとって、重要な人物です。どうかそれだけは忘れないでください」

民たちの不安月日が流れ、サムエルが歳を取ると、民は次第に不安になりました。これから、誰がたみを導いてくれるのか。そして、民たちがそんなことを考えていたある日のことです。長老達は、サムエルの前に集まり、言いました。「あなたも歳を取り、もう長くないかもしれません。そこで、他の国と同じように、王を立てて、国を治めていくのは、どうでしょうか?」サムエルは、この民の申し出を断りました。イスラエルの民は、神に
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【旧約聖書 サムエル記②】預言者サムエル〜〜「神よ、お語りください。私は聞いております」

サムエルの乳離ハンナは乳離れをするまでサムエルを育てると、祭司エリの元へと、サムエルを連れていきました。「神は私の願い聞いてくださいました。ですから、この子を神に捧げようと思います」こうして、サムエルはエリの元で成長することになりました。サムエルは、毎日幕屋の仕事をし、集まる人々にかわいがられていました。眠れない夜ある夜、サムエルは自分を呼びかける声で飛び起きました。「サムエル」エリに呼ばれたのだ
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【旧約聖書 サムエル記①】サムエル誕生〜〜「夫である私が、10人の子供よりも価値があると思えば良いではないか」

エルカナイスラエルがカナンの地で住むようになってから、数百年が経ちました。それまで、繰り返し周辺諸国の侵略に遭い、民はうんざりしていました。当然、神を信じる人もなくなってきています。しかし、そんな中でも信仰心を捨てないでいた人たちもいました。その1人が、エルカナです。エルカナは1年に1回、シロという町に出かけ、神を礼拝していました。というのも、当時、幕屋があり、祭司が礼拝を続けていたのが、シロとい
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【旧約聖書 ルツ記④】結婚の難しさ〜〜「お前が結婚する?」

ボアズのプライド翌朝、ボアズは、親族からルツとの結婚の許しをもらうために奔走しました。ただ、ボアズも男としてのプライドがあります。結婚したい気満々だと、体面が悪い。そこでボアズは、遠回しに、自分がルツと結婚するように、親族たちを誘導しました。「実はですね、エリメレクの土地について相談があります。ナオミが帰ってきていることは御存じでしょう? でも、あの家族には男が居ません。そこで、親族がナオミの義理
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【旧約聖書 ルツ記③】ルツのプロポーズ大作戦〜〜「責任、とってください!」

ナナミの作戦仕事が終わって帰ってきたルツに、ナナミは言いました。「いい相手を見つけたわ」「え、私、結婚なんて……」「心配ないわ。律法によると、夫がいなくなった場合、女は、親族と結婚して、父親の土地を受け継ぐ責任があるの。だから——」「え……それって……もしかして」「そう、ボアズさんよ。とりあえず今夜、ボアズさんを訪ねてきなさい」作戦実行急展開にあたふたしながらも、ルツは、お母様の言いつけどおりの方
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【旧約聖書 ルツ記②】熱心に働くこと〜〜「明日、彼女の前にたくさんの穂を落としておきなさい」

仕事がない久しぶりに我が家に戻ってきた、ナナミとルツ。ただ、外から来た彼女たちに、ろくな仕事はありません。しかし、ルツは、イスラエルの律法を学習していました。律法によれば、貧しい人は、「落ち穂拾い(※)」の仕事をする権利があると記されているのです。そこでルツは、落ち穂拾いの仕事をしようと、町中の家という家を回り、ボアズという裕福な男が運営する畑で働くことになりました。※落ち穂拾い……収穫の終わった
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【旧約聖書 ルツ記①】ナナミとルツ〜〜「あなたの神が、私の神です」

エリメレク家の逃亡土師記の時代。イスラエルでは、飢饉が起きていました。人々が飢えで次々に倒れてく。そんな中、ユダ族のエリメレクのー家は、「このままではまずい」と、モアブ人が住む土地へと移住しました。悲劇の一族うまく移住に成功した一家でしたが、その矢先にある事態になりました。なんと、エリメレクが移住後まもなく、病気で亡くなってしまったのです。それから、追い打ちをかけるように、2人の息子「マフロン」と
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【旧約聖書 ㊿ – 2】サムソン、最後の足掻き〜〜「神よ、一生のお願いです」

悲惨なサムソンサムソンを捕らえたペリシテ人たちは、サムソンが再び力を取り戻した時のこと考え、なんと、彼の目をえぐり出しました。そして、その後、足枷をはめ、牢の中で毎日、石臼を引かせ続けたのでし。油断し切ったペリシテ人それから、一年後。安心しきったペリシテ人たちは、ダゴンの神殿で宴会を開いていました。彼らはサムソンを捕らえた日のことを思い出しながら、ダゴン神に祝杯をあげていました。そして、縁もたけな
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【旧約聖書㊿】騙されたサムソン〜〜「髪だけは剃らないでね」

指導者サムソン神がサムソンに特別な力を与えていることを知ったイスラエル民は、サムソンを指導者とするようになりました。そうして、サムソンはイスラエルを収めるようになりました。ただ、サムソンは、その人柄と女癖の悪さから、民からは、あまり親しまれていませんでした。デリラ登場ある時期、サムソンは、再びペリシテ人の女性を好きになりました。彼女の名前は、「デリラ」。その頃、サムソンは度々、デリラの家に泊まるよ
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