【Flutter】dotenv パッケージを使って環境変数を安全に管理する方法

Flutter
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本記事では、`flutter_dotenv` パッケージを活用して環境変数を設定する方法を解説します。

環境変数の設定手順

1. flutter_dotenv パッケージのインストール

まず、`flutter_dotenv` パッケージをプロジェクトに追加します。以下のコマンドを実行してください:


flutter pub add flutter_dotenv

2. .env ファイルの作成

プロジェクトのルートディレクトリに `.env` ファイルを作成し、環境変数を定義します。


API_KEY=your_api_key_here

3. アセットの設定

作成した `.env` ファイルを Flutter に認識させるために、`pubspec.yaml` に以下の設定を追加します:


flutter:
  assets:
    - .env

4. 環境変数の読み込み

アプリケーションの起動時に環境変数を読み込むため、main.dart を修正します。

import 'package:flutter_dotenv/flutter_dotenv.dart';
import 'package:flutter/material.dart';
import 'my_app.dart'; // 実際のアプリケーションファイルをインポート
void main() async {
 await dotenv.load(fileName: ".env"); // ここでenvファイルを読み込む
 runApp(const MyApp());
} 

5. 環境変数の利用

環境変数の設定が完了したら、アプリケーション内で以下のように参照できます:


final apiKey = dotenv.env['API_KEY'];
print("API Key: $apiKey");

環境変数管理

.gitignore に .env を追加する

`.env` ファイルには機密情報が含まれるため、バージョン管理システム(Git など)に追加されないように `.gitignore` に以下の設定を記述してください:


.env

環境ごとに .env ファイルを分ける

開発・ステージング・本番環境で異なる環境変数を使用する場合、.env.dev、.env.prod など複数のファイルを用意し、dotenv.load(fileName: “env_file_name”) で適切なファイルを読み込むようにしましょう。


void main() async {
  await dotenv.load(fileName: ".env.prod");
  runApp(const MyApp());
}

まとめ

Flutter アプリケーションで環境変数を安全に管理するための手順を解説しました。`flutter_dotenv` を活用すれば、API キーや認証情報を安全に管理できるため、セキュリティリスクを減らすことができます。

ポイントまとめ
– flutter_dotenv を使用して環境変数を管理
– .env ファイルを .gitignore に追加
– 環境ごとに異なる .env ファイルを活用

Flutter アプリ開発において、適切な環境変数管理を実践し、安全なアプリケーション運用を目指しましょう!

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