【自己】『反脆弱性——不確実な世界を生き延びる唯一の考え方』—— 弱さを認めることが力になる

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本日は、『反脆弱性——不確実な世界を生き延びる唯一の考え方』という本の中で紹介されている考え方について取り上げます。

世の中は3つの分けられる

世の中のシステムを3つにカテゴリー分けすることができます。

1つ目は、「脆弱」です。これは例えば、「規制」です。

「規制」は衝撃を受けることが、あまりありません。しかし、一度何かしらの衝撃を受けると、巨大な反響を呼び、元に戻ることが難しいという特徴があります。

2つ目は、「頑健」です。これは例えば、「原則」です。

「原則」は衝撃に対し、強い耐性があります。たとえ衝撃を受けても回復し、再び立ち上がることができるのです。

そして最後は「反脆弱」です。これは例えば、「美徳」です。

「美徳」は、小さな衝撃を常に受け続けます。しかし、その度に強くなるという特徴があります。

「脆弱」なシステムは、目標を下回るリスクが起こると大きな損害を及ぼします。

しかし、「反脆弱」なシステムは違います。

目標を下回るリスクが生じても動じず、リターンを得る可能性を格段にあげます。

この、衝撃をいなし、次なる一歩へと繋げるシステムは、衝撃と真っ向から立ち向かう「頑健」なシステムよりも、むしろ強いといえます。

たくさんの脆さが「反脆弱性」を作る!

では次に、「脆弱なシステム」と「反脆弱なシステム」の違いについて、より詳しく見ていきます。

まず「脆弱なシステ」は、「もしもの時に備え、とにかく予測し、コントロールする」といった考え方が念頭にあります。

そのため、脆弱なシステムを作るまでには、「入念な予測」「緻密な計画」「要素同士の関係」「失敗がないようなコントロール」といった点が注力されます。

「脆弱なシステム」を作るために、ミクロレベルでは頑強さを追求しているのです。

一方、「反脆弱なシステム」は、ミクロレベルでは、むしろ「脆弱なシステム」より脆弱という特徴があります。

「大まかな計画」

「ミスった時の柔軟な計画」

「独立した要素たち」

「小さな失敗の発生」など。

これらの要素によって、「反脆弱なシステム」は成り立っています。

というのも、「反脆弱なシステム」の念頭にある考え方が、「将来のことはわからない。色々やって、痛い目をみて、それでも最終的に成長してれば結果オーライ!」というものだからです。

この一見、脆弱そうな考え方によって作られたシステムが、「反脆弱なシステム」を作り出すのです。

人生も「脆弱」か「反脆弱」か

多くの人が大学に行き、大企業に就職し、たくさんのお金を稼ぎながら、結婚し、子供を産み、次なるバトンを渡す。

そのようなシステムの上で、生きています。

これは果たしてどちらのシステムなのでしょうか。

「脆弱なシステム」の方です。

何かあったら大変だからと、とにかくいろんな危機を予測し、自分をレールの上から外れないようにとコントロールする。

人工的に「安全」を作り出そうとする。

そうして築いた「脆弱なシステム」が、コロナウィルスという衝撃によって、「リストラ」「離婚」「精神崩壊」といった形によって崩れる。

おわり

なぜ、人や組織、システムは「脆弱」になるのか。

それは「完璧」を求めるからです。

脆弱はたくさんの「完璧」の上に築かれます。

完璧な計画、完璧なシステム、完璧な結婚、完璧な友情関係、完璧な親子関係、完璧な教育、完璧なビジネス。

このような「完璧もどき」が互いに依存することで、「脆弱なシステム」は生まれるのです。

人は、完璧ではないのに、完璧を装ってしまう。

そうやって、掛け算的に成長した完璧は、一つが崩れると、ドミノ倒しのように、次々に倒れて行ってしまいます。

この世には、「ありえない」なんてことはありえず、「絶対」なんてもこともありえず、「完璧」なんてものもありえない。

だからこそ、私たちは、「完璧」を諦める必要があるのです。

完璧を諦め、素直に弱さを認める。

弱さを認めないことのリスクに私たちは、そろそろ気づくべきなのです。

それこそ、この不確実な世界を生き抜く唯一の考え方なのだから。

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ボーナストリビア:ブラック・スワン

本書の著者ナシーム・ニコラス・タレブは、ベストセラー『ブラック・スワン——不確実性とリスクの本質』を書かれたことでも有名です。

ナシーム・ニコラス・タレブ氏……元ヘッジファンドの達人として知られる認識論学者

このブラックスワン理論とはどのようなものか。

今回は、この理論について触れたいと思います。

その昔、全ての白鳥は「白色」と信じられていました。

しかし、オーストラリアで黒い白鳥が発見されたことで、鳥類学者の常識が大きく崩れることになりました。

この出来事から、ナシーム・ニコラス・タレブ氏が著書の中で、確率や従来の知識、経験からは予測できない極端な現象(事象)が発生し、その事象が人々に多大な影響を与えることを総称して、「ブラック・スワン」と名付けたのです。

かつて毒と言われていたトマト。 電話の機械でテレビを見られるスマホ。 地上だけでなく、空も走れるスロバキアの車。

たくさんの「ブラック・スワン」の登場が、現代のテクノロジー社会です。

私たちは、このような変化にどのように反応し、どのように対応していくのか。

そのような内容が書かれた一冊となっています。

ご興味がありましたら、ぜひお手に取ってみてください。

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