【組織】『学習する組織 システム思考で未来を創造する』—— 物事ではなく、全体の繋がりをみるシステム思考

スポンサーリンク

チームに必要な3つのバランス

チームを育成するのは、3つの学習能力のバランスが重要です。

その3つとは、「志を育成する力」「複雑性を理解する力」「共創的に対話する力」です。

まず、「志を育成する力」についてです。

志なき組織の問題。それは、個人が「俺、何がしたいんだ?」と言う状況に陥ってしまうことです。

向かうべき方向性を理解し、それに対し、自らを変化させていく。そのため、組織における「志」は非常に重要と言えます。

続いて、「複雑性を理解する力」です。

ありとあらゆる事象は、さまざまな要素の繋がりによって成り立っています。

そのため、「ここの要素はこう関係し、これと繋がっている」といった、繋がりや成り立っているシステムそのものを捉える必要があるのです。

そして最後に、「共創的に対話する力」です。

組織一丸となって、何かを創造するとき、コミュニケーションは非常に大切です。

ですが、それはただ会話をしていればいい、と言うわけではありません。

相手の立場になってもの事を考え、内省的に自分の考えを話す。

そのような姿勢が重要なのです。

「5つの学習ディシプリン」

組織を強くするために、3つバランスが重要。

そしてさらに、その3つ要素それぞれに、からなずなくなてはならない「ディシプリン」があります。

ディシプリンとは、「習得しなければならない理論と手法の体系」のことです。

ここで、紹介する5つのディシプリンは、先ほどの3つのバランスの学習能力の構成をしています。

まずは、「志を育成する力」をつけるために必要な二つのディシプリン、「自己マスタリー」と「共有ビジョン」についてです。

「自己マスタリー」とは、人生において、本当に必要なことを生み出すために絶えず自分の意識と能力を高前ることです。

簡単にいうと、「修行」ですね。

「共有ビジョン」は、その名の通り、「組織として成し遂げたい未来の共通像」を持つことです。

続いて「複雑性を維持する力」をつけるために必要なディシプリン、「システム思考」についてです。

「システム思考」とは、世の中のシステム、その全体を明らかにし、それを効果的に考えることです。

そして最後に、「共創的に対話する力」をつけるために必要なディシプリン、「メンタル・モデル」と「チーム学習」についてです。

「メンタル・モデル」は、自分の考えの前提が正しいかどうかを常に疑う姿勢をもつ、ということです。

「チーム学習」は、組織が一丸とな理、探求や考察、内省を行うことです。

システム思考

先ほどの紹介した「5つのディシプリン」の中で、最も重要なのが「システム思考」です。

「システム思考」は、他の4つディシプリンをつなぐ役割をするからです。

「システム思考」は、物事そのものではなく、全体の繋がりを考えます。

物事を、動いているものとして捉えるのです。

あらゆる事象も、分解し、システム的に考えることで、今までに見えなかったことが見えてくるはずです。

例えば、社内で「あの新人はアホだ!」という意見があったとします。これを分解すると以下の遠入になります。

●「社員を採用する」→「アホ」→「成長しない」→「辞める」→「仕事が溢れる」→「社員を採用する」

●「社員を採用する」→「アホ」→「成長しない」→「辞める」→「仕事が溢れる」→「どうでもいい仕事が増える」→「指導する時間がない」→「アホ」

●「社員を採用する」→「アホ」→「成長しない」→「顧客対応ができない」→「クレーム増」→「仕事が溢れる」

●「社員を採用する」→「アホ」→「成長しない」→「顧客対応ができない」→「クレーム増」→「売り上げ上がらない」→「社員増やせない」→「仕事が溢れる」

このように、「システム思考」で考えることで、「アホ新人が増える」と言う事象に対していも、その根本的となる、さまざまな原因が考えられます。

おわり

ありとあらゆる書で、「困難は分割せよ」といわれるように、「システム思考」は大変重要です。

しかし、「システム思考」が逆に悪影響を及ぼすこともあります。

曖昧な「システム思考」をしてしまったがために、一つの問題を解決しても、その解決が新たな問題を呼び寄せることがあるのです。

「モグラ叩き」状態です。

ですので、大切なのは、根本の原因を特定することです。

そのために、「システム思考」があるといってもいいです。

ご興味のある方はぜひ、本書を手に取ってみてください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

学習する組織――システム思考で未来を創造する
学習する組織――システム思考で未来を創造する

ボーナストリビア:ハチドリの驚くべき身体組織

みなさんは、ハチドリをご存じでしょうか。

ハチドリは、アメリカ大陸の赤道付近に分布する鳥です。

鳥類で最も小さな鳥で、体重は最大でも 20グラムほどしかありません。

さらに、世界最小の鳥マメハチドリは、全長は 6センチで、体重はたったの 2グラム弱です。

そんな小さい鳥なら、獲物にすぐ食べられ、風に吹かれたらすぐに飛ばされてしまうのでは、と思われたかもしれません。

しかし、違います。

ハチドリは、人間のアスリートでも敵わない驚くべき身体能力を備えているのです。

そもそもハチドリという名前の由来は、昆虫の「ハチ」と似ている羽音を立てるために名付けられました。

その羽ばたきは、毎秒約 55回にも及びます。

花の蜜を主食として生きるハチドリは、この高速な羽ばたきを活かして空中でホバリングし、花にクチバシを突っ込んでいるのです。

その羽ばたきは、昆虫を除く全動物中で最も活発な代謝を行っているとされます。

心拍数は毎分約 1260回。

飛行中における筋組織の酸素の消費量は、人間のアスリートの約 10倍。

「こんなに激しい運動を繰り返していては、寿命はさぞ短いのだろう」

と思いきや、平均で 3 ~ 5年、中には 10年以上生きるものもいます。

どんなに小さな組織でも、しっかりと構造を考えれば、何十倍もの力を生み出す、と言うことですね!

スポンサーリンク
AichiLog
タイトルとURLをコピーしました