僕の趣味の一つに、名言を調べるというものがあります。
名言を調べ、ノートに書き殴り、それを見ながら、牛乳を片手にニヤニヤするというのが、中学生の頃からの楽しみです。
名言を読むのは、タイムカプセルを開けているみたいで本当に楽しい。
また、ドヤ顔で、
「ソクラテスは言いました。〇〇であると」
みたいな感じで知識をひけらかすのも気持ちのいいものです。
ですが、名言の良いところは、これらだけではありません。
頭が良くなることが何よりもメリットだと僕は思います。
もちろん名言を読んだからと言って、偏差値が70を超えるわけではありません。
逆転合格をご所望の方はどうぞ、受験の天王山をひたすら登り続けてください。
名言が我々にもたらす「頭が良くなる」というのは、「自分で考える力」が身に付くということです。
人生は答えのなき山です。
人によって場所も大きさも異なり、たとえ同じ山でも、スタート地点が異なります。
そんな中で遭難をせずにどうやって生きていけばいいのか。
それを教えてくれうのが「名言」です。
「頂上まで登る必要があるのか」
「隣の山と比較することに意味があるのか」
「頂上付近からスタートした人たちを羨むことに、意味があるのか」
名言は「生き方」を示してくれるコンパスです。
皆さんにとってのコンパスがを見つけて頂けたら、名言オタクの冥利につきます。
本日は最初ということで、いろいろな国のことわざを紹介しようと思います。
ぜひ楽しんでいってください。
本日の名言
人
人間にとっていちばん怖いのは人間だ
——ドイツのことわざ
人
自惚れと瘡気のない者はいない
——日本のことわざ
※瘡気……「かさけ」と読みます。梅毒のことを指し、性病の一種です。薬のなかった時代、この病気に悩まされる人がたくさんいました。
感情
聞くに早く 語るに遅く 怒るに遅かれ
——イギリスのことわざ
女
女が困ったというときは 道ならぬ享楽を求めている
——フランスのことわざ
死
死の恐怖は死そのものよりも怖い
——ラテンのことわざ
死
死は人の声を籍(か)さず
——スペインのことわざ
善と悪
悪人は善人を装った時がいちばん悪い
——ドイツのことわざ
死
千金で死を免れ 百金でおかまいなし
——中国のことわざ
善と悪
善と悪の住むところ それが都市
——ヒンドゥーのことわざ
文化
ほかのことはみんな忘れ去っても 覚えているもの それがカルチャーだ
——イギリスのことわざ
最後までお読みいただき、ありあとうございました。
また明日お楽しみに。