[金融用語]インフレ —— インフレが重要な理由

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モノやサービスの値段が上がることを、インフレーション(インフレ)と言います。

では、なぜインフレを気にかける必要があるのでしょうか? 
それは、インフレになると購買力が下がるからです。
自分の持ってるお金で、何がどれくらい買えるのかを知るために、インフレの状況には常に目を光らせておく必要があります。

たくさんの専門家は、1〜2%が適切なインフレ率であると言います。
インフレ率がそれよりも高くなると、物の値段は高くなりますが、給料はそれほど上がらないと言う状況になります。
また逆に、インフレ率がそれより低くなると、今度はデフレーションと言う問題が出てきます。デフレとは、全体としての物の値段が下がることです。現在のデフレは低成長あるいはマイナス成長と結びつき、経済に深刻なダメージが出るとされています。

インフレ率が1〜2%で、小さいと感じたかもしれません。
しかし、長い目で見ると大きな影響が出てきます。

例えば2021年に1週間の食費が1万円だったとします。
その後、年に2%のインフレが10年続くと、2031年の初めには1週間の食費が大体1万2200円になります。

(毎年2%の場合、1万2000円だと思われたかもしれませんが、「複利」というシステムによって、1万2200円になります)

つまり2021年には1万円で買えた物が、2031年には1万2200円出さないと買えないと言うことになるのです。

また、もっと身近な話に置き換えるなら
「インフレが2%進む」というのは
我々が預けている銀行のお金の価値が2%下がるということなのです。

これから何十年と生きていく我々にとって、インフレはとても重要な事柄なのです。

本日の名言

「自分のお金の面倒見るのは自分しかいない」
——『アメリカの高校生が学んでいるお金の教科書』

(参考文献)
『アメリカの高校生が学んでいるお金の教科書』

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