現代流通している「お金」の90%以上は、システムを行き来するただの「数字」だそうです。
銀行は通帳の「数字」を見て、「現金」に替えてくれます。
泥棒に盗まれる心配のない、このシステムは、一見、とても安全で、安心なように思われます。
しかし、それは真実ではありません。
銀行のお金は、時とともに簡単に目減りしていくのです。
例えば、インフレ。
インフレが2%進むことで、銀行に預けているお金の価値も2%下がっています。
また、政治家の「お金を刷って景気をよくする」という政策も、我々の銀行からお金を盗む政策です。
アテネの話でもあったように、お金を刷るというのは、結局、お金の価値を減らす行為に等しいのです。
政治家は、そこにつけ込み、「消費税を上げます」とは言わず、「お金を刷ります」と言って、我々からお金を盗っているのです。
このように「お金を刷る」ことは実質的に、税率を上げることと等しく、「インフレ税」なんて言ったりもします。
銀行に入れいているお金の価値は、何もしなくても、減り続けるのです。
(追伸〜昔のお金は今よりも価値がある〜)
昔のお金が今よりも価値があったことは、ご存知だと思います。
このような現象は、中央銀行が、お金を刷りまくり、その結果、お金の価値がどんどん下がってしまったために起こりました。
またこれは他の国でも同様で、例えばアメリカでは
紙幣の価値が、100年で98%も下がりました。
100年前の100ドルが、今の2ドルと同じ価値なのです。
日本は「アベノミクス」によって、世界的にも早いペースでお金を刷りまくっています。
お札を刷って、そのお札で国の借金を買う。そうすることで、日銀は、利益を膨らませているのです。
国は、お金を刷ることで、
税金を取らずに、かつ、国民たちから評判をよくし、こっそり我々の財布からお金を抜き取っているのです。
本日の名言
「苛政、虎より猛し。…虎より怖い、重い税」
——孔子