ある日友人からこんなLINEが届きました。
「中田敦彦の動画を見て、投資したらFIREになれるって言ってたんだけど、これマジ?」
「投資は本当に大丈夫なのだろうか?」「ギャンブルではないのか?」というのが彼の疑問でした。
この話から得られる教訓は2つあります。
1つは、無知は危ないということ。
もう1つは……
※FIREとは
「Financial Independence(経済的自立), Retire Early(早期退職)」の頭文字で、簡単にいうなら、お金のために働きたなくない人が、早くに退職し、経済的に自立することをです。
最近よくTwitterなんかでもFIREをつぶやかれている方が見受けられます。
「仕事=お金」であり、苦痛なものと感じている人が多いのかもません。
リスクとは何か?
よく「投資は怖い」 「リスクを取りたくない」 などという人がいますが
そんなことを言ってる場合ではなくなってきています。
コロナや5Gの登場で、世の中は目まぐるしい勢いで変化しています。
今までの当たり前が見直され、あらゆるものがオンラインやAIにとって変わろうとしてきているのです。
もう今の世の中、 リスクを取らないこと自体が一番のリスクとなっていることは皆さんもお気づきだと思います。
変化をしない人間は変化をする環境から追い出されていってしまいます。
「投資を学ぶない」「ITを学ばない」「お金について学ばない」
多くの人は自分が知らないことを、わからないことを「恐い」「できない」「わからない」「無駄」という言葉に置き換え、「学ぶ」という行動をとらない理由にしてます。
「パソコンがわからないからプログラミングをやらない」
「もう今更遅いから、YouTubeをやらない」
「文章を書くのが嫌いだから、ブログをやらない」
人は学ぶ生き物です。 学ばなければ何もできません。
そして「『学ぶ』とはリスクを取る」ということだということを忘れないでください。
何かをしているということは、同時に何かをしていないということです。
私たちは、あの時、こういう行動をしていれば何か変わったかもしれない、という状況でも、あえてリスクをとり、違う行動をし、生きてきました。そしてそれが今の自分です。
小学生→勉強しないというリスクをとって夢中で遊ぶ
中学生→遊ばないというリスクをとって一生懸命部活に打ち込む
高校生→部活しないというリスクをとって全力で受験勉強
大学生→勉強しないというリスクをとってたくさん遊ぶ
今の自分は、過去にとってきたリスクによってできています。
そして、とってきたリスクは人それぞれ違います。
だから、人は皆違っているのです。
そして今現在あなたがとっているリスクが未来のあなたを作ります。
リスクを恐れないでください。
リスクはあなたをよりよくするための「薬」にもなるし、「毒」にもなります。
薬になれなきゃ、毒になれ。でなきゃ、あんたはただの水だ。
ここで少し話がそれますが、
私の好きな小説、「花物語」の中にこんな一説があります。
「薬になれなきゃ、毒になれ。でなきゃ、あんたはただの水だ。」
これは作中内の主人公に対して、その母親から放たれた一言です。
毒にも薬にもならないとは、害にならない代わりに、役に立つこともない。
飲んで毒になるわけでもなく、だからといって薬としての効能があるわけでもない。
「あってもなくてもどうでもいいもの」
「居ても居なくても何の影響もない人」
そんな人間にはなるな、という意味の言葉です。
生きることの厳しさや、人から必要とされる人間になって欲しいという
母親から娘に対する厳しさでもあり、そして愛情の表れでもある言葉です。
閑話休題
人は子供から大人になるにつれて、「水」になっていきます。
周りの人たちの顔色を伺い、危険だと思うとすぐに逃げる。
責任は全て他人のせいにし、失敗をし周りから白い目で見られるのを何より恐れる。
そうしてリスクをとる生き方をしなくなっていきます。
あなたは今、誰かの「薬」になれていますか?
それとも「毒」になれていますか?
リスクを恐れていたら、何もできません。
誰かの役に立つどころか、自分自身の役に立つ事さえありません。
もしかしたら、今あなたがやろうとしていることは将来自分にとって「毒」となるかもしれない。
それによって、今のあなたよりも「泥水」になるかもしれない。 ですが、その「水」を綺麗にしようと努力すればいつかはきっと「薬」になれるはずです。
あなたは今、誰かの「薬」になれていますか?
本日の名言
「難しい顔をして思い悩んでいると賢い風に見えるけれどそんなのは誤解だよ。考えればいいってわけじゃない。何も考えずにほっこりと生きている奴のほうがよっぽど天下を取っている。悩むなんてのは時間の無駄だ。考える暇があるなら動け。悩みは忘れろ。先に立たないなら後悔するな」
臥煙遠江 『花物語』より
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