教育が高くつくというのなら、無知はもっと高くつく
「サラリーマンの税と社会保険料が高すぎる。」
皆さんはこのことを知っていましたか?
僕は今日知りましたw
皆さんも、是非この驚きを味わってください。
年金保険料
日本の「年金保険」は、
自営業者などが加入する「国民年金」と
サラリーマンが加入する「厚生年金」の2つあります。
この「国民年金」と「厚生年金」を合体したものが「年金保険」です。
国民年金の特徴
●60歳まで定額を積み立て65歳から定額の年金を受け取るという仕組み(所得にかかわらず)
●総支払額は約810万円
●リターン
男性 1157万円 → 払った額の 1.4倍 戻ってくる
女性 1690万円 → 払った額の 2.1倍 戻ってくる
1番の特徴は、「加入者が自発的に保険料を納めるかどいうかを決められる」ということ。
これはつまり、「国民年金」を払ってる人が、払った以上のリターンを見込めないのなら、誰も払わなくなるということです。
ですので、「国民年金」は、必ず「得をする」システムになっています。
しかし、上記の内容を踏まえると、「年金財政は赤字」になっていることになります。
というのも、受け取った金額以上にお金を返しているのですから。
では、どうやって「年金」は赤字を免れているのでしょうか?
それは、サラリーマンが加入している「厚生年金」です。
日本の年金制度は2つしかなので、「国民年金のつけは厚生年金で賄う」しかしかないのです。
厚生年金の特徴
●サラリーマン強制加入
●保険料は給料から天引きされる
このような仕組みによって、サラリーマンから国民年金のつけを負担してもらっています。
それでは、なぜサラリーマンはそんなことに気づかず、働き続けているのでしょうか?
また厚労省は「厚生年金は2.1倍もらえる」とも主張しています。
ですが、これはおかしいですよね。
「国民年金」も得をして「厚生年金」も得をするなら、日本の「年金保険」はどんどん赤字が拡大してくはずです。
一体どんなトリックになっているのでしょうか?
厚生年金のトリック
ズバリ結論から申し上げます。
トリックは「厚生年金の保険料の半額が会社負担になっている」ということです。
会社は、サラリーマンが負担する保険料の半額を負担してくれます。
自分が本来払うべき社会保険料を会社が払ってくれるんだから、これは一見、とてもいいことのように見えます。
ですが、蓋を開けるとそうではありません。
会社が負担している社会保険料の一部は「人件費」の一部であるというのが大きなポイントです。
給料は「人件費」から支払われています。
つまり、会社が負担している社会保険料は本来、サラリーマンに支払われるはずだったものであるのです。
サラリーマンが本来もらえたはずの給料を、恩着せがましく、「会社が半分負担します」とかほざきながら、払っているのが、サラリーマンの「厚生年金」なのです。
これはまるで、学費を払って授業を受けているにもかかわらず、「この教科書は、学校から無料で支給します」と言っている先生と大差ありません。
会社負担の分を加えた全体の保険料で「厚生年金」のリターンを計算すると、54歳以下のサラリーマンでマイナスになっています。
「厚生年金」の半分は「国民年金」の赤字に使われ、消えていく。つまり「厚生年金」は現役世代のほぼ全員にとって払い損になっているのです。
まとめ
日本はよく、海外に比べて「所得税が安い」なんて言われます。
ですが、これは
小学生の時に、「〇〇君は勉強できてすごいわね」と褒められ、「いえいえ。そんなことないですよ」と笑顔で流しておきながら、家で猛勉強させている親、と同じです。
見えないところで、トリックがあるのです。
ベンジャミンフランクリンは言いました。
「教育が高くつくというのなら、無知はもっと高くつく」
あなたの無知はいくらですか?