世界には、きみ以外には誰も歩むことのできない唯一の道がある。
その道はどこに行き着くのか、と問うてはならない。
ひたすら進め。
——ニーチェより
どうも、AichiRoです。
本日は「資本主義の根本原理」について考えていきたいと思います。
資本と市場
我々が、資本主義において、お金を獲得する方法はたった1つしかありません。
『「資本」を「市場」に投資し、リスクを取って、リターンを得る』
これしかありません。
ここでいう資本は、一般的に考えられる資本、つまり金融資本のことだけではありません。
実は我々が持っている資本の中で最も重要な資本は人的資本です。
あなた労働は時給いくらですか?
人的資本とは「働く能力」のことです。
労働力を労働市場に投資して給料をリターンとしてえる。
これは立派な投資と言えるでしょう。
少し脱線しますが、就活とは「3億の投資先を決める活動」とも言えます。
日本人の一般的な生涯年収は3億円程度と言われています。
もちろんどんな会社で働くか、学歴やスキルなどにより変わりますが、大体このくらいだそうです。
ですから就活は、「3億円の投資先を決める活動」と言えるのです。
人生は投資の連続なのかもしれませんね。
さて人的資本の話に戻ります。
大半の人は、若い時に自分の人的資本を労働市場に投資して給料というリターンを得ます。
そしてこの人的資本「金を稼ぐ力」は、知識やスキルによって一人一人違います。
医者や弁護士といった大きな人的資本を持っている人はたくさんのお金を稼げるし、人的資本を少ししか持っていない人は、その分のリターンしか受け取れません。
人的資本で得たお金で生活費をまかない、残ったお金(金融資本)を資本市場に回し、お金を増やす。
例えば「貯金」。これは銀行にお金を貸して利息を得る投資です。ですが超低金利の時代の現在。この投資ではほとんど儲かりません。
さらに儲けようと思ったら株式などの金融商品に投資する必要があります。しかしこちらは、ハイリスク・ハイリターンな投資で、リターンがだけでなく、リスクも大きい点に注意が必要です。
まとめ
我々がお金を稼ぐには、人的資本を労働市場に投資したり、金融資本を資本市場に投資したりするように、「『資本』を『市場』に投資する」しかありません。
若いうちは「人的資本」でバリバリ稼いで、歳をとったら、貯金・年金・金融資本などで生活していくというのが一般的なパターンです。
当たり前のことを言葉にしただけかもしれませんが、当たり前なことも、言葉によって具体化すれば、見え方が変わってくることもあります。
あなたは自分の投資先をもう決めましたか?