ここは今から倫理です。 3巻

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どうも、愛知郎です。

ご覧いただきありがとうございます。

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ここは今から倫理です。 3 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

みんなと仲良くなるには、どうすればいい?

3巻より

我々は他人と同じようになるために
苦しい自己放棄によって自身の4分の3を棄てねばならない

——ショーペンハウアーより

インターネットやSNSの普及で本当に多くの人たちと繋がれる機会が増えた。

今まで疎遠になっていた友達とも簡単に繋がることができる。

だが逆に、濃い関係は紡ぎにくくなったと思う。

子供の時みたく、誰かと心から思ったことをぶつけ合える知り合いがどれだけいるだろうか?

我々はいつも、平常運転の4分の1くらいのスピードで、運行している。

誰かと全力で、本気で語り合える友達が、環境はどうしたら紡ぎ出せるのでしょうか?

結局、我々とって一番大切なことは、テクノロジーでは解決できないのかもしれません。

いやむしろ、テクノロジーで解決できないことこそが、最も大切なことなのかもしれません。

「おせっかい」していませんか?

3巻より

おせっかいな人で悪意を持たないものはいない

——フランシス・ベーコン


ついこの間まで受験生であったからかもしれないが、母親や父親が自分の子供に、良い大学、良い会社に入って欲しいと願うのは、彼らの願望が少なからず含まれていると思う。

子供が良い大学に入り、良い会社に入れば、他人に自慢ができる。

逆に、世間体の悪い看板を息子が背負うことになると、酷く残念そうな顔をする。

もしくは自分の大学受験と重ねているのかもしれない。

「頑張れ」という言葉や、「しっかり勉強をしてるのか?」という励まし、「ここの大学を受けなさい」という助言。

これらは非常に嬉しいし、助かる時もある。

それでもやはり受験生にとって、「重い想い」や「過度な励まし」、「軽い助言」は何よりのプレッシャーになると思う。

もし周りに頑張ってる人がいたら、助言という名の「おせっかい」は控えるようと思った。

あなたは自分のために頑張れていますか?

3巻より

他者への没頭は
それが支援であれ 妨害であれ 愛情であれ 憎悪であれ
つまるところ自分から逃げる為の手段である

——ホッファーより


誰かの言いなりになり、誰のかために起こす行動は非常に気持ちが良く、感謝もされ、そして楽です。

考える必要もなく、ただ、誰かのために行動する。素敵です。

ですが、それじゃ結局イヌや猫とかわりません。

我々は人間です。思考し、悩める生き物です。自我がある生き物です。

イヌや猫にできることは彼らに任せましょう

綺麗な言葉で逃げてませんか?

3巻より

どんな主義出張でも最後に目指されるのは幸福である。

——高柳先生


この言葉には非常に感銘を受けた。

どんな主義・主張を持っていたとしても、結局人が追い求めるているのは「幸福」である。

資本主義・社会主義だろうが、集団主義・個人主義だろうがそんなことは関係ない。

「幸福」こそがその人の生きる意味である。

「幸福」について学ぶ学問、それが「倫理」。

もう一度しっかり勉強していきたいと思った。