[漫画の一言]『ブルーピリオド』Part4 —— 一位の絵じゃなくて、谷口の「最高の絵」を目指さなきゃね

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『ブルーピリオド』の名シーンシリーズ第四弾です!

いよいよ藝大の受験です。

受験直前の、波乱万象な生活。

果たして、合格するのか。

続きが楽しみな一冊です。

4巻の名シーン

他の作品を把握することはいいことだけど
比較しすぎるのは危険なの
……意味わかる?

一位の絵じゃなくて
谷口の「最高の絵」を目指さなきゃね

——大葉先生(予備校の講師)

桑名さんが追い詰めたわけじゃないんだろ?
だったら桑名さんのせいじゃねーよ
美大受験は孤独だし……
時間ないし
正解ないし
正気じゃねーよ

でも受験でメンタル落とすのは
自分自身の問題だと思う

ここにいる誰かが受かるのと
ここにいる誰かが落ちるのは関係ない

——谷口八虎(主人公)

ねぇ ないの? 描いているとき
言われたことが足を引っ張ってくること

あの人さえいなければ
もっと楽しく描けたのにって思うこと……!

——桑名マキ(同じ予備校仲間)

——八虎ってさーなんで後藤と話す時んな空気読むの?

んー? 
まー 話通じねーやつに意見言ってもしようがないっしょ
傷つきたくないし

——矢口八虎

受験生は

当日まで変わる……!

——大葉先生

マジメさに価値があるのは義務教育までよ

真剣なのはいいことよ
でも苦手を克服するのはテストの点の取り方ね

それにマジメさ……
イイ子でいることを評価してくれるのは
それだと楽な先生と親だけでしょ?

——大葉先生

空気が読める

これは「悪いこと」というより「悪いクセ」と言った方がイイかな

矢口に足りないのは「自分勝手力」よ

他の言い方をするなら
…………楽しんじゃう力?

——大葉先生

人間って
感情によって表情が変わるんじゃなくて
表情を変えると感情が変わる

って話を聞いたことがあるんだよな…

だから俺もずっと自信のある風に振る舞ってきた

でも絵の悪いところは
それが全部バレるとこ

楽しまなきゃ
本気で楽しまなきゃ意味がない…

——矢口八虎

あ……そっか

「楽しむ」って初心者でもできることじゃん

——矢口八虎

お前には自分勝手さと楽しむ力が足りないって言われたんだよね

昔はあったんだけどね
でももうその感覚が思い出せないんだわ

楽しんでる奴が魅力的なのはわかるよ
俺だってそうなりたいし
そうなろうと頑張ったんだ

でも楽しむってさ
すげーホンキな気持ちじゃん

楽しんで作って
それ否定されたら
立てなくなりそうで怖いんだよ……!

——矢口八虎

みんなここまでよく頑張った!
つってもまだ一次だけど!

でもみんなかなり良い調子できてるよ

だから今日家に帰ったら
ご飯よく食べて
お風呂入って
くだらないバラエティを少し見て
寝る!

そして明日は
楽しんでかましてきなさい!

——大葉先生

おわり

受験にも色々な形がありますよね。

一番頭がイイ大学って?と、聞かれたら、「東大」と答えると思います。

ですが、一番入るが難しい大学は?と、聞かれたら、それは人によって答えが変わってくると思います。

高校時代の我々は、偏差値が高い大学=イイ大学と決めつけているキライがあります。

より自由に、より開放的に、個人が自分の進路を目指していける環境があれば嬉しいですね。


最後までお読みいただきありがとうございました。