本日は『手紙屋〜僕の就職活動を変えた十通の手紙〜』と言う本で紹介されていた、エピソードを一つ紹介しようと思います。
物々交換
紙幣が流通するようになり、 ずいぶんと暮らしやすい世の中になりました。
ですが、私たちの生活はどこまでいっても結局は物々交換なのです。
私たちが日々に行ってる行為は以下のように説明することができます。
「相手が持っているものと、相手が欲しているものとを交換する」
現代の資本主義社会において、相手が欲している者の多くは「お金」です。
「自分が欲しいものを、相手が欲している「お金」と交換する」
これが現代の一般的な「物々交換」です。
お金以外の「物々交換」
これは何を意味しているか、わかりますでしょうか?
つまり、「交換」というのは、必ずしも「お金」でなくてもいいのです。
相手が欲しているものであれば、それが交換材料となるのです。
例えば、親子関係がその一例です。
多くの子供は、親からたくさんのものを与えられます。それは「お小遣い」だったり「洋服」だったり「食べもの」だったりします。
一方、子供もそのお返しとしてさまざまなものを渡します。「成長する姿」は癒しを与えますし、「何かに努力している姿」は自分も頑張ろうという気にしてくれます。
人と人との繋がりも、このような交換によって成り立っているのです。
次なる「物々交換」
欲しいものを手に入れるための方法として「買う」以外の方法を知らないのは、少し寂しいです。
相手が自分の欲しているモノは「お金」だけなのでしょうか?
例えば「仕事」。
「働く」という行為も、突き詰めれば「物々交換」です。
「給料」と「安定」を得る代わりに、「労力」と「時間」を渡す。
仕事というのは、私たちが持っているもの中で「お金」以外のものを交換材料としているのです。
「お金」以外にも、私たちには、「言葉」や「文字」「笑顔」「励まし」「愛」といったさまざまな交換材料を持っています。
気がついてないだけで、私たちには、「お金」以外にも素晴らしいものをたくさん持っています。
それは探せば探すほどたくさん見つかります。
自分を磨けば磨くほど増えていくのです!