投資信託への第三歩(ドルコスト平均法とインデックスファンド)

投資
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重要な2つの言葉

今回は、これから長期投資をする上で重要な2つの言葉についてが学んでいきましょう。

投資信託の価格は、ウソ?

投資信託であろうが、株であろうが、それらはどれも「商品」です。

「商品」というこうとは、セールのような安い日もあれば、逆にセールじゃない高い日もあります。

もちろん皆、「安い時に買い、高い時に売りたい」というのが普通ですが、
これを投資信託でやるのはとても難しいです。

というのも、自分がこれから買おうとする商品の価格を知ることができないからです。


詳しくいきましょう。

ここでまず重要になるのが、「投資信託の値段はいつ決まるのか」ということです。
皆さんが買おうと思っているファンドがあったとし、その時その画面に表示されている価格は、実はあなたがこれから買う価格ではありません。
証券会社のサイトなどで表示されている金額は、昨日買った人の価格なのです。

では自分がこれから買う投資信託の価格、つまり基準価格はいつ決まるのでしょうか?

基準価格が決まるのは、1日1回夜間に確定します。

その日に買ってもその値段は、夜にならないとわからないのです。

ですから安く買おうとするには、未来を予測するしかありませんが、我々にその能力はない。

ですから違う能力を使うのです。

それが「ドルコスト平均法」です。

ドルコスト平均法

なんか、とってもカッコイイ言葉ですけど、日本語にすると「定額購入法」となります。

どういうものか詳しく説明していきます。

例えば、一本100円のコーラがあり、そのコーラを毎月1万円で買えるだけ買うとします。
ですが最近コーラの値段が定まりません。
昨日は100円でも、今日は90円だったり、その次の日は110円になってたりします。
オンラインでのみの購入で、注文できるのは9時半から15時までだとします。
コーラの価格は夜にならないとわかりません。

どうすれば毎月安く買うことができるでしょうか?

答えは「毎月決まった日に決まった量を買い続ける」ことです。

例えば毎月10日に買うと決めておいたとします。
すると、4月10日は100本買え、5月10日は111本、6月10日は89本買える、といったようなことが起こります。

これは一見あまり得をしているように見えないかもしれませんが、そうではありません。

安い日にはたくさん買えて、高い日には少し買える。
そしてこれらの平均を出すと、自然と損をしない仕組みになっているのです。


つまり安い日であろうが、高い日であろうが、
ドルコスト平均法を用いた人は「一定の量」を「一定の価格」で買い続けられるということです。

こことで重要なことは損をしないということです。

利益を得ようとするのではなく、不利益を出ないようにするのが最大の利益を産むのです。

これはとても重要な考え方です。

つまり、ドルコスト平均法とは毎月決まった日に定額で定期的に買い続けることで損を出さないようにしてくる仕組みなのです。

損を出さないことこそが、安く買うための方法なのです。




インデックスファンド

次にインデックスファンドについてです。

インデックスファンドとは、あるルールにしたがって選ばれたファンド(投資信託)のことである。

詳しく見ていきましょう。

インデックスとは、「指数」のことです。
そしてここで言う「指数」は「株価指数」のことです。

皆さんは「日経平均株価」という言葉を耳にしたことがあるかと思います。

日経平均株価とは、
日本の代表的な225社の株価の平均を表したもので、日本の景気を数値でみることができます。
「日経平均」や「日経225」なんて呼ばれ方もします。

これと似たような感じで、他にも「TOPIX」や「NYダウ」、「S&P500」などがあり、
これらのことを「株価指数」と言います。

つまりインデックファンドとは、株価指数の動きに連動したファンドと言うことです。

どの指数に連動するかは、そのファンドによって異なります。

また、インデックスファンド以外のファンドのことをアクティブファンドと言います。


アクティブファンドは、ファンドマネージャーが投資先を一から選び、そこに分散投資する投資信託です。そのため、ファンドマネージャーに払う報酬(信託報酬)も高くなります。

それに対し、インデックスファンドは組み入れ銘柄があらかじめ決まっているので、
運用が簡単で、その分、ファンドマネージャーに支払う手数料が安くなります。


また、アクティブファンドより、インデックスファンドの方が運用成績が良いと言う研究結果が出ているというのは皮肉な話です。

両刀使いになろう!

長期投資でかつ、積み立て投資を考えている人は
この「ドルコスト平均法」「インデックスファンド」の2つを使うといいと思います。

インデックスファンドは市場平均に連動します。

つまり、大企業に連動するということです。

企業は成長し続けます。
どんなにピンチなことがあっても、諦めず何度も立ち上げり、ひたすら頑張ります。

その流れに乗って投資するのがインデックスファンドです。

確かに、大企業といえど、倒産する恐れはあります。
しかし、その分成長する可能性もあります。

お金を大企業に「就職」させてみてはいかがですか?



本日の名言

人がすることに、安定して続いていくことなんてありません。だから成功している時に過度に喜んだり、逆境に陥った時にひどく落ちこむのはやめましょう。

ソクラテスより

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