日本の子供たちには投資の才能がある 

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我々には才能がある

「日本の子供達には投資の才能がある」

これはとある本で記されていた言葉です。

日本の子供たちは、他のどの国の子供たちよりも、圧倒的に優れた「世界一の経済観念」を持っている。

世界で一番、投資の能力が高いのは、日本の子供たちである。

今回はこんな奇妙奇天烈な話をしていこうと思います。



漫画という文化が誕生した理由

日本の誇る偉大な文化としてマンガがあると思います。

そこで問題です。
なぜマンガはここまで発展したのだと思いますか?

「内容が面白いから?」

「絵が上手いから?」

いいえ、違います。答えはもっとシンプルです。

「本屋で子供たちがマンガを買ったからです。」


子供たちが毎週、本屋で漫画を買う。

売れるから出版社はどんどん発行する。

さらに子供たちが買う。

多くの作家たちが発表の場を求めて優秀な才能集まる。

面白い作品はヒットし、

出版は儲かる。

貯まった資金は新雑誌創刊に投資する。

市場は一気に拡大し、急成長する。


このようにして、日本独自の漫画文化が誕生し、発展していったのです。

ですが、そこでまた一つ疑問が生じてきます。

「なぜ日本の子供たちは毎週漫画を買えたのでしょうか?」


それは、お金を持っていたからです。

そうです。お小遣いです。

お小遣いによって、日本の子供たちはお金を持っていたのです。

お小遣いはズゴイ

我々の多くは、毎月一回、一定額のお小遣いをもらえたと思います。

また、お正月にはお年玉をもらうことだってありました。

その他にも、親戚の集まりといったさまざまなイベントなどで、日本の子供たちはお金をもらえる機会が溢れています。


日本で生活し、成長してきた我々は普通に感じるかもしれませんが、

実は、このような子供にお金を渡す国というのは珍しく、

海外では子供に自由なお金を持たせることはほとんどないです。

子供が欲しいものはクリスマスや誕生日といったイベントの時などに、ドカンとあげるのが、海外の人たちにとっての普通なのです。

子供が自分の考えでお金を使える国なんてほとんどないのです。

それに対して、日本の子供はお金に関して自由な裁量を持っている。

また、その使い方も日本の子供は節度があり、非常に優れている。

しかもそれを教育するシステムまで整っている。

おやつは500円まで

例えば、遠足のお菓子である。

「バナナはおやつに入りますか?」と、誰もが一度は心の中で唱えたことがあるだろう、あの遠足である。

500円の予算内でどうやっておやつを選ぶか。

安いお菓子を何個も買う子や(←ちなみに私はこっちタイプです)

高いお菓子を数個買う子もいるかもしれない。

それぞれがそれぞれのバランスで買い物をする。

また昔は駄菓子屋さんなんかもあり、

子供たちが近所から小銭を持って集まったりと、

社会は、楽しい子供達だけの世界を我々に提供してくれていた。

このように昔から、

この国は、子供による子供のための「お金の文化」があった。

そしてこの文化は市場を作り、経済に大きく貢献した。

漫画だけでなくおもちゃやお菓子、文房具など、さまざまなジャンルで、種類の豊富さと細やかな商品設計で、大きく成長した子供市場。

それから、子供に、自由にお金を使わせる市場も設備されている。

まさに日本は子供大国なのである。

そしてこのような状況は、

日頃からお金と接している日本の子供だから成立していることなのです。

お小遣いを貯めて欲しいものを買う。

それは戦隊モノの人形かもしれないし、仮面ライダーのベルトかもしれない。

もしくはプリキュアのDVDかもしれない。

そして、これは大人が株を買うのと、とても似ている。

「限られたお金の中で、いかに自分の満足度をあげれるか」

これは全く投資の考え方と同じです。

我々は生まれてから、今に至るまで、

毎日細かな「投資」をしながら生きてきました。

投資では海外の誰にも負けない。

日本の子供は世界一だと胸を張っていい。

私はそう思います。

名言

さてそれでは最後に本日の名言。

学びて富み 富みて学ぶ

福沢諭吉『学問のすゝめ』 より







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