「人生100年時代」が叫ばれている昨今。
これから、我々の、特に若者たちの、ライフプランはどうなっているでしょうか。
ほとんどの人が、今の親世代と同じルートを辿っているのではないでしょうか。
大学に行き、就職、定年まで働き、引退後は、短い老後生活を楽しむ。このような戦略で生きていけば、安全に、幸せに生きていける。
そんなふうに思っているのではないでしょうか?
(参考文献)
LIFE SHIFT(ライフ・シフト)―100年時代の人生戦略
人生100年時代
これまで100歳まで生きられる人は、全人口の1〜2%でした。
しかし、2007年生まれの人(今の中学2年生)は、約50%が100歳まで生きると言われています。
これから先、ギネスブックの数字は、オリンピックの記録のように、どんどん更新され続けるでしょう。
※ちなみに、人類史上最長寿とされるフランスの「ジャンヌ・カルマンさん」は、1997年に死去した時点で122歳だったそうです。
※ 現在の世界最高齢者は日本の「田中カ子さん」で、118歳です。
これからの仕事
昨今、キリン・みずほ銀行・UFJ・富士通などで大規模なリストラがありました。会社の業績が悪いからリストラされたのではなく、会社に必要なくなったからリストラされたのです。
多くの会社で、終身雇用が終わりを告げようとしています。
それに、たとえ終身雇用であったとしても、これからの世代の定年は、年金問題などにより、75歳くらいだと予想されます。今の仕事が、あと何十年と続くと考えると……。
教育
これらの問題に対処するために、必要なのが、「勉強」です。
今の世代の人たちは、「大学」が「勉強」のゴールでした。大学に入って、企業に就職できたら、あとは、永いエスカレーターに乗るだけでよかった。
しかし、これからの世代の人たちは違います。
まず、就職するための条件として、何かしらのスキルを持っていることが当たり前と考えられるようになりました。
エクセルやパワーポイントを扱えるのは当たり前。
SNSを使えない人は論外。
お客様気分の人はさようなら。
今まで何をやってきたのか。
他にどんなことができるのか。
君を入れることで、どんな利益があるのか。
そんなことが必要になりました。
そのために、これからの世代の人たちは、「勉強」がとても重要です。
技術進歩が早く、情報の流通量が多い現代。
その波に飲まれず、自由に泳げる人のみが生き残れる時代です。
未来を見据えた戦略を立て、それに向けて勉強することが何よりも大切です。
そしてその戦略は、「大学→就職→定年→老後」といったような、今の世代の人たちと同じ戦略ではいけません。
自分の道を自分で選択し、自分の「人生戦略」を立てなくてはならないのです。
最後に
人生戦略で大切なのは、「お金」だけではありません。
お金があっても、不健康で、孤独な生活だったら、それは地獄です。
自分はどれくらいの「お金」があれば、幸せに生きられるのか。
自分はどんなふうに死にたいのか。
どうなれば幸せな人生を送れるのか。
案外、本当に重要な資産は、もう貴方の手元にあるのかもしれません。
(参考文献)