本日は、僕が一番の宝物にしている本を紹介します。
この本ほど、何度も読み返し、書き込みした本はありません。
いつも持ち歩き、寝るときも枕の下に入れています。
涙で読めなくなってしまったページもありますが、それでも何度も読み返しています。
必ずあなたにも得るものがあるはずです。
あらすじ
本書は、オーストラリア生まれの「ブロニー・ウェア」さんが書かれた本です。
彼女は緩和ケアの仕事をし、今まで多くの患者の死を看取ってきました。
本当の意味で、人は死を経験することできませんが、もしそんな人がいるとしたら、彼女こそが誰よりも「死」を経験してきた人だと僕は思います。
本書では、死期が迫ったたくさんの患者を介護してきたブロニーさんの経験が、小説のように書かれています。
全てを読むことがキツくても、せめて最後の『その後』の章だけは全部読んでいただきたいです。
本日も全力で書いて参りますで、どうかご一読よろしくお願いします。
頭は答えを知らない。心は質問を知らない。
2000年以上前に賢明な仏陀が遺した言葉です。
これほど、我々の核心をつく言葉はないでしょう。
人を喜びに導くのは、「頭」ではななく「心」です。
頭で考えたことに支配されず、他人の期待に心が左右されないようにしなくてはなりません。
そして勇気をもって、真の幸せを追求する。
その間、頭脳をコントロールしながら、心を育てることをやめてはならない。
そうすれば心の成長につれて、喜びと穏やかさに満ちた人生を送れる。
人が幸せを望むのと同じくらい、幸せは人の許を訪れたいと思っているのだから。
これまでたくさんの「幸せ」をテーマにした本を読んできましたが、どの本にも「死」「心」「後悔」といったキーワードが必ず出できます。
「少年老い易く学成り難し」なんていったりもしますが、我々が真に大切としているものはいつも、「目に見ないもの」や、「後にならないとわからないもの」ばかりです。
本は人生を早送りさせてくれる。
僕の好きな言葉にこんなものがあります。
「リーダー(leader)」は「リーダー(reader)」である
より多くの「少年」が本書を手に取り、「老い難く」「学なり易い」人生を送れることを祈ってやみません。
「自分に正直に生きればよかった」
多くの患者を介護する中で、これが最も多い後悔だとブロニーさんは言います。
人間の本当の価値はその人の所有物にではなく、その人自身にあります。
どんなにものを持っていようと、死が迫ってきたら、何の意味もありません。
「他人の評価」も、「どれだけ財産を成した」かも、彼らは考えません。
最後を迎えた人々が一番大切だと思うのは、
「愛する人をどれだけ幸せにできたか」
「自分の好きなことにどれだけ時間を費やせたか」
です。
ブロニーさんは言いました。
「死の床で人生を振り返って、もっとものが欲しかったとか、何かを買えばよかったといった人を私は知らない」
「自分がどんな人生を生きたのか」
「何をしたのか」
「それから家族や近隣の知り合いなど、残される人々に何かいい影響を与えられたか」
これらこそが、死に直面した彼らが考えていることです。
あなたは今、自分に正直になれていますか?
最後
書きたいことが多すぎて、うまくまとまらない文章になってしまいましたが、そこはご愛嬌でお願いします。
この本は本当にいい本です。
ぜひ一度読んでいただければ幸いです。
この本に二十歳の時に出会えたことに何よりも感謝し、これからも幸せで後悔のない人生を送っていきたいと思います。
最後に本書に書かれていた、あるおじいちゃんからの言葉を一言。
「あなたは我々の後悔をもう知ってるんだから、死ぬときに言い訳できないね」