【コリソン兄弟】自分の寿命を知っている男たち

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史上最年少・億万長者!

シリコンバレー史上最年少で億万長者になった、コリソン兄弟。

彼らが億万長者になったのは、2016年のことでした。
(※ここでいう「億万長者」とは、資産10億ドルを越えた人物のことです)

当時、兄のパトリックは28歳、弟のジョンは26歳でした。

左:パトリック 右:ジョン

弟の年齢を基準にすると、彼らは最年少で億万長者になったことになります。

2人の業績

ピーター・ティールとイーロン・マスクが設立した会社、「PayPal」。

アメリカを中心に、世界で広く普及している決済サービスです。190の国と地域で利用することができ、21種類以上の通貨に対応しています。

インターネット上で使える、便利な「デジタルおさいふ」なんて呼ば方もされています。

金銭の受授の際、PayPalが仲介することで、相手側にクレジットカードや口座の番号を知らせる必要なく、安全に使えるアプリとしても評判が高いです。

ただ、そんな便利な「PayPal」の弱点をついたのが、コリソン兄弟です。

彼らは、PayPalの「複雑さ」と「不便さ」に目をつけました。

そこで、彼らは、「Stripe」という、新たなオンライン決済サービスを始めます。

「Stripe」は何よりも、「簡潔さ」と「使いやすさ」を極めました。

設定のしやすさだったり、新たな事業を始めるとき、7桁のコードを入力するだけでよくしたりするなど、とにかく、スピーディーになりました。

まだシェアの面では「PayPal」に及びません。

ただこれから先、PayPalよりも簡単なStripeがどのような躍進を見せるのかは、まだわかりません。



寿命をカウントダウン

そんなコリソン兄弟ですが、彼らの「簡潔さ」「スピディさ」といった概念は、生活にも反映されています。

30歳になった兄パトリックのパソコンには、残りの寿命がカウントダウンされています。

彼は、寿命を80歳まで生きると仮定し、人生の残り時間を刻々と確認し、時間の大切さを実感しているのです。

彼は、こう語ります。

「時間が無限ならテレビなどを楽しむでしょうが、人生の時間は限られているのです」

このような日々の習慣が、彼を億万長者たらしめたのかもしれません。

PayPalの不便さが、人生を無駄にさせていると考え、それで思いついたアイディが「Stripe」です。

ぼくたちも、残りの人生の時間がわかれば、新しい景色が見えてくるのかもしれません。



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