本日の名言
あなたは死なないわ。私が守るもの。
エヴァンゲリオンの綾波レイより
いつもありがとうございます。
AichiRoです。
さて本日は「日本国債」について学習していこうと思います。
債券はズバリ「資産を守るための商品」です。
よく株が上がっている時は債券が下がり、株が下がっている時は債券が上がるなんて言われたりします。今回はこのような債券が、具体的にどういうものなのかを見ていこうと思います。
日本債券
日本債券とは、日本の「円」で買える、つまり円建てで発行された債券のことです。
「円」ではなく、外国のお金で取引をする外国債券は、為替によるリスクが発生する点で大きく異なります。
債券はとにかくリスクが低い投資商品です。
もちろん、満期までに、それを発行している国や会社が潰れてしまうというリスクはありますが、株やそのほかの投資商品に比べたら格段にリスクが低い商品です。
ただその分、「リターンが少ない」というデメリットもあります。
そのため、債券は「守りの債券」なんて呼ばれたりし、主に、他の投資商品と組み合わせて持つことで、自分の資産全体のリスクを軽減するという役割を担ってくれます。
またリターンが大きい債券、特に企業が発行する社債などがありますが、それはリスクが高い商品だと言えます。
債券に投資するときは、リターンよりもその商品の信用リスクに注意を払うことが重要になってきます。
「個人向け国債」と「新型窓口販売方式国債」
さて具体的にこれから債券、特に国債を買おうとする場合について考えていきましょう。今回は国債を買う場合に重きをおきますが、社債を買うときもほとんど変わりません。
個人投資家が選択できる国債は「個人向け国債」と「新型窓口販売方式国債」の2つに分けられます。
「個人向け国債」
●金利
満期まで金利が変化しない「固定金利」と
途中で金利が変わらない「変動金利」があります。
●購入最低金額
1万円から買うとことができます。
その後1万ずつ購入することができます。
●途中で換金する
発行後、1年経過していればOK
元本が保証されている
(直近の2回分の利子に一定の比率をかけた金額が引かれる)
※このため、利率は普通の国債よりも低く設定されている。
「新型窓口販売方式国債」
●金利
「固定金利」しかありません。
●購入最低金額
5万円から買うことができます。
その後は5万円ずつ買うことができます。
●途中で換金する
いつでも売却可能
金額は換金時に計算される
元本が保障されていない(「元本割れ」があるかも)
債券と金利の関係
債券は、金利が上昇すると価格は下がり、金利が低下すると価格は上がる特徴があります。
そのため、債券を買うときは、
「今後金利は水準は上昇するのか、それとも下落するのか」
「短期と長期でどの期間の金利が変動するのか」
によって国債を選択すべきなのです。
例えば、
「金利が上昇する」と予想するのであれば、「変動金利の個人向け国債」を選択する。
変動金利にすることで、金利の上昇とともに受け取れる利子も上昇していくからです。
「『固定金利』の新型窓口販売方式国債」であると
その恩恵を受けれず、また、途中で換金したくなった場合、元本割れする可能性があります。
逆に、金利が低下すると予想するのであれば「新型窓口販売方式国債 10年」を選択するべきです。
これの1番の特徴は期間が長いということです。
「個人向け国債」は長いスパンでの固定金利はなく、10年と長い期間になると、変動金利になってしまいます。
そのため、固定金利を長期的に考えるのであれば「新型窓口販売方式」がおすすめです。
また、今後、金利が上昇し、債券価格が下がると予想するのであれば、「個人向け国債の変動金利 10年」が良いということになります。
チョコっと豆知識
皆さん、「プライベートバンク」ってご存知ですか?
これは富裕層の方が利用する、ホームドクターの投資バージョンです。
専門の担当者(リレーションシップマネージャー)が、その富裕層に対して細かいサービスなどを提供するもので、金融商品の紹介だけでなく、その人の仕事や悩み事など、プライベートの相談ごとにまで対応してくれます。
「プライベートバンク?なんか魔法の投資商品でも紹介してくれるのか?」と思われるかもしれませんが、そうではありません。
リレーションシップマネージャーが、テーラーメイドで、その顧客のご要望に合った商品を紹介してくるのです。
これは投資に限ぎった話ではありませんが、
誰か、相談できる相手がいるというのは、大きな強みですね。
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