本日は『クリエイティブ・マインドセット 想像力・好奇心・勇気が目覚める驚異の思考法』と言う本を紹介していきたいと思います。
こちらの本は
主に「失敗」という概念について考えさせられる内容でした。
何かに挑戦している方
何かに諦めそうになってる方
何か行動を起こすやる気スイッチが探してる方
にお勧めの一冊です。
自分を信じること!
世界五ヵ国の5000人に
「世界で一番クリエイティブな国はどこですか?」
と言う質問をしたところ
「日本」と回答した人がほとんどだったそうです。
ただ、「日本がクリエイティブだ」と回答した人の割合は、日本人が一番低かったそうです。
また、ガンと戦い抜いた人は、病気の前と後で人生観が変わった、という話もあります。
彼らは、人生の目的と意味について深く考え、そして、自分を信じるようになったからです。
本書で一貫している考え方はこうです。
「人間は皆クリエイティブだ!」
75%の人が
「自分はクリエイティブ」と
思っていないそうです。
ですが、そうではありません。
我々は皆、クリエイティブなのです。
クリエイティブ・マインドセットへ第一歩は、「自分を信じること」。
自分の創造力を信じることこそが、イノベーションの核心なのです!
失敗のパラドックス
「真の成功基準とは、24時間に詰め込める実験の数だ」
エジソンの言葉です。
天才的な人と凡人を分つのは、「失敗の数」です。
「失敗」を挑戦をやめる口実にするか、どうか。
「失敗」も含め、「全てのものには意味がある」と気が付けるか、どうか。
だからこそ、「自分を信じること」が非常に大切です。
経験豊富なイノベーターは、皆、成功するまでに経験した、たくさんの苦労話を持っています。
そう考えると、「失敗」も、そう悪い事ばかりでもないかもしれません。
ゲームは失敗しても怖くない
なぜ人は、ゲームにあそこまで夢中になれるのでしょうか?
それこそ、ゲームでは「失敗」「負け」と言うものが明確なのにも関わらず。
本書ではその理由を、「どん欲楽観主義」と命名しています。
ゲームには、「少なからぬ成功の望み」と、大勝利の可能性があります。
最初は、簡単なステージから始まり、次のレベル次のレベルと成功を繰り返すうちに、心理状態はひっくり返り、「失敗」なんて目もくれず、自分に自信を持つ状態へと無意識のうちになります。
「大勝利は不可能ではない」
「今すぐ何度でも挑戦したい」
障害を乗り越えるために、すぐに行動したいという、貪欲な欲求がどんどんと生まれ、楽観的になっていく。
それが、我々がゲームに夢中になる理由です。
そしてゲームにはもう一つ、「どん欲楽観主義」を引き起こすトリガーがあります。
それは「失敗することが許されている」ということです。
「刑務所から出られる」カードがあるからモノポリーは楽しいのです。
「囚人」と言うレッテルを貼られることもなく
天下の行動を闊歩でき、好きなところに住むことができる。
このような、「失敗が許される環境」が、我々を挑戦しやすい環境にしているのです。
古い諺に、こんなのがあります。
「成功には何人もの父親がいるが、失敗は常に孤児である」
我々は、この「失敗」という恐怖を乗り越えなければならないのです。
まとめ
「自分を信じ、失敗を恐れず、挑戦し続ける」
と言うのが、今回の内容でした。
とまぁ、
そんなの「わかっちゃいるけど、やめられない」
と言うのが、我々人類です。
ですので、今回はそのための簡単な解決策を提示します。
それは、「『挑戦』を『実験』と考えること」です!
「挑戦」というと、少し大変なイメージがありますが、
「実験」というと、少しハードルが下がった気がしませんか?
我々は行動を起こすまでに、色々と考えてしまいます。
何か行動を起こす時、人は合理的な理由を求めます。
しかし、合理的が過ぎれば、結局人は何もしません。
どんな行動にも、人が起こす行動には必ずマイナスがあり、そしてそのマイナスを気にし過ぎれば、大きなプラスを得ることはできません。
「マイナスを減らすか」
「プラスを取るか」
何か行動を起こそうと思い深く考え込んでしまう人は、
「挑戦」を「実験」だと考え、
とりあえず、「マイナス」なことをしてみよう
と軽い気持ちでやってみるのもいいかもしれません。
大丈夫です。
実験で「マイナス」が出ても
研究はまだ終わりではありません。
次はそのマイナスを「プラス」に変えるための実験をすればいいのです。
いつか出る、大きな「プラス」のために。