今回は「億万長者」について書いていこうと思います。
「億万長者」「ミリオネア」「大富豪」
同じ人間でも、それぞれ持っているお金の量は違い、そしてその量によって、その人の呼ばれ方も違います。
彼らと我々の違いはなんなのでしょうか。
今回はそんなお話です。
(参考文献)
現代の消費社会
この20年間で最も大きな変化は、個人と個人が簡単に繋がれる「パーソナルテクノロジーの普及」です。
そして、現代のマーケティングは、このパーソナルテクノロジーをうまく使っています。
「あなたのオススメ」や「関連商品」などを知らせる通知や、その商品を使っている有名人が写っている画像など。
これらのテクノロジーが、我々の注意力を低下させ、その結果、多くのお金が湯水のように、そこに流れていきます。
とある博士はこんなことを言っています。
「米国ではほんとに優秀な人物は国務省では働かない。医学研究所でも働かない。本当に優秀な人はマーケティング分野の仕事をしている」(ビル・ダーデン博士)
頭のいい人たちは、どんどんマーケティングの分野に知恵を絞り、ますます我々の消費を加速させていく。
これが、現代の消費社会です。
「脱SNS」が第一歩
こんな現状を打破するにはどうすればいいのでしょうか。
『「その後」となりの億万長者』という本によると、
億万長者には7つの原則があり、その1つが
「見栄よりも自立することが優先」
ということだそうです。
簡単に言うと、「他人の目を気にしない」ということです。
お金持ちは、他人から「おしゃれ」「すごい」などと反応されたいがためだけに、お金を使いません。
億万長者の70%は「倹約家」だと言います。
「億万長者」は、「億万を長い間持ち続ける者」のことを言うのです。
だから、彼らは、「蓄財と管理を守ること」を第一主義においています。
そして、そんなことを彼らに可能にさせているのは、「脱SNS」です。
昔は、周りの目線は、「外の世界」のお話でしたが、
今は、家の中にいても、他人の目線が気になるようになりました。
その大きな原因は、SNSだと思います。
『「その後の」となりの億万長者』によると、
一週間あたりに、ソーシャルメディアに充てる時間は
億万長者が「2.5時間」
平均米国人が「14時間」
だそうです。
桁が違います。
まずは、「トイレに入ったら、とりあえずInstagram」という習慣をやめる。
ここから初めてみるのはいかがでしょうか。
最後に
今回は「億万長者」についての内容でしたが、別に国民全員が「億万長者」になるべきだ、などとは全然考えていません。
「お金」は「貯めること」と同じくらい、「使うこと」も大切だと考えているからです。
億万長者になれたからといって、死後の世界、天国でもずっと「億万長者」でいられるわけではありません。
結局、「億万長者」だろうが「万千長者」だろうが、「お金の額」には大した意味はない、と考えています。
『フォトレスト・ガンプ / 一期一会』と言う映画で、母親が息子にこんなことを言いました。
「人間が必要な財産はちょっとでいい。あとは見栄のためにあるのよ」
先ほど、億万長者の原則のところで「見栄よりも自立することが優先」と書きましたが、
もしかしたら、彼らにとって「お金を持っていること」自体が、最高の「見栄」なのかもしれません。
だから、もうそれ以外の見栄をする必要がなく、「周りの目線を気にしない」でいられるのかもしれません。
つまり、「億万長者」こそが、最高の「見栄っぱり」と、言えるかもしれません。
戯言ですが。
ですが、億万長者だろうが、なんだろうが、とにかく大切なのは、「幸せなこと」「楽しいこと」だと思います。
人生、楽しければそれでいいのです。
No Happy , No Life !
そこに貴賎はありません。
(参考文献)