「睡眠の質」を無料で向上させる方法

健康
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新しいことを始めたり、今あることを改善したりする時、われわれはよく「お金」でそれを解決しようとします。

ダイエットをしようと思ったら、ライザップに。

英語を学ぼうと思ったら、英会話教室へ。

プログラミングを極めようと思ったら、テックキャンプ。

ですが、意外と、無料で、現状を変えることもできたりします。

例えば、「睡眠」。

日本人成人の20%が慢性的な不眠に悩み、15%が日中に過剰な眠気を感じているということがわかっています。(日本生活習慣病予防協会より)

5人に1人が、睡眠障害で頭を悩ませているのです。

我々は生まれてからほぼ毎日、「睡眠」をしています。

ディーク大学の研究では、「人生の30%は睡眠である」ということがわかっているくらいです。

そんな人生の3割を費やしている「睡眠」。

それが憂鬱な時間であったら、7割の人生を送る毎日になってしまいます。

ということで、今回は、睡眠薬がなくても、無料で、気持ち良く眠むるための方法を紹介していこうと思います。

睡眠の重要性

睡眠の重要性の1つに、「テストステロンをあげる」というものがあります。

よく自己肯定感、自分を好きになるための方法として、科学的に紹介されているのが、「テストステロン濃度をあげる」という方法です。

「テストステロン」とは男性ホルモンの一種で、肥満になりずらかったり、ストレスに強くなったり、闘争心が向上したり、仕事ができるようになったりします。

ケンブリッジ大学のトレーダーを対象にした研究でも、テストステロン値が高い人ほど大きな利益をあげることがわかっています。

そんなテストステロンをあげるのに、睡眠はとても有効です。

カリフォルニア大学の研究で、質の低い睡眠・不十分な睡眠が、テストステロン値を約30%も下げていることがわかっています。

これは客観的にみても、頷けることだと思います。

見るからに寝不足そうな人より、朝からメガシャキな人の方が好感度が30%アップするはずです。

※最適な睡眠時間の目安

スタンフォード大学・医学部の研究

十代の若者:8〜10時間

一般的な成人:7〜9時間

明日やることを明確にする

うまく寝付けない理由の1つとして、「未完のタスクが頭の中を巡っているから」というものがあげられます。

ベオラー大学とエモリー大学が共同で行った研究で、寝る前に翌日のやることリストを作ると、睡眠薬を飲んだのとほぼ同じような効果を得られることがわかっています。

また、それだけでなく、夜中に目覚める回数も減るそうです。

『0秒思考』という本にも、我々が無駄な思考をするのは、「頭の中」で悩んでいるからだ、と書かれていました。

紙など、頭の外に思考を書き出すことで、脳は、かなりスッキリするはずです。

皆さんも是非試して見てください。

寝る前は時計を見ない!

寝る前に時計を見てしまうと、「今寝たら、後〇〇時間眠れる」という計算を無意識のうちに行ってしまいます。

この行為をするたびに、体のストレス反応が増加していき、結果、質の悪い睡眠になってしまいます。

寝る前は、なるべく、余計な情報を見ないように、照明を暗くするのも1つの手かもしれません。

スマホはNG

睡眠中、脳の中では、疲労物質の代謝や脳細胞の修復、「アミロイドβ」の除去などが行われています。

※アミロイドβ……「脳のゴミ」のことです。これがたまると、認知症を起こしたり、神経細胞が破壊され、記憶力低下に繋がります。

しかし、睡眠前にスマホを見てしまうと、睡眠物質であるメラトニンが減少し、良質な睡眠をすることができなくなってしまいます。

これにより、アミロイドβなどが、どんどん蓄積し、結果、認知症や記憶力低下に陥ってしまうのです。

ですので、寝る前のスマホはなるべく避けるようにしましょう。

寝る前のセックスは睡眠の質をあげる

オーストラリアにあるセントラルクイーンズランド大学の研究で、18〜70歳以上の460人に、睡眠前のセックスによる、睡眠の質を調査しました。

その結果、3分の2がセックス後の睡眠の質が向上したことが、わかりました。

ただし、睡眠の質は、両者がオーガズムに達した時に、最も高い効果が見られました。

というのも、人間はセックスでオーガズムに達した後、「オキシトシン」というホルモンが大量に分泌されるからです。

このホルモンは、幸福をもたらすホルモンで、鎮痛剤のように働き、眠りに落ちるまでの時間を短くしてくれます。

ですので、皆さんも是非、機会があれば試して見てはいかがでしょうか。

照明も大切!

睡眠の質と関連する「メラトニン」は、明るいと抑制され、暗くなると分泌が増えるとされています。

ですから、寝る前の一時間前から、暖色系の照明に切り替えると、脳の興奮や交感神経活動も低下し、メラトニンの分泌も促進させることができます。

10時を過ぎたら、間接照明だけにする、などと対策をすることで、自然と眠くなってくるはずです。

皆さんの睡眠の一助になれれば幸いです。