「学ぶ」の語源は「真似ぶ」とは、よく言います。
これは真実です。
あなたは他人の鏡
脳は、他人の行動を見ただけで、自分もその行動をしている時と同じような状態になります。
目の前であくびをされると、自分も釣られてあくびをします。
笑っている人を見ると、自分も明るい気持ちになります。
感動映画を見るともらい泣きをしたり、グルメ番組を見るとよだれが出たりします。
なぜなら、脳では、実際に行動するときと同じ部位が活動しているからです。
これは、「ミラーニューロン」という神経群が関係しています。
「ミラーニューロン」は、1992年にサルの脳に存在が発見され、その後、ヒトにも同様の細胞があることがわかりました。
この活動により、人は自分でも気づかぬうちに他人と似てしまうのです。
5人の法則
アメリカの起業家・コンサルタントとして活動し、31歳で億万長者となったジム・ローン氏は
「あなたは、最も一緒に過ごす時間の長い5人の友達の平均になる(You are the average of the five People you spend the most time with.)」
という言葉を残しています。
通称「5人の法則」です。
実際によく付き合う5人を紙に書き出してみると、「お〜確かに!」となるはずです。
「類は友を呼ぶ」「牛は牛連れ、馬は馬連れ」というわけです。
もちろん、これは科学的にどうこうというわけではなく、1人の人間が遺した言葉で、考えです。
ですが、「ミラーニューロン」のことも考えると、あながち間違えと決めつけることもできません。
他人を真似することは赤ちゃんの頃から、本能として備わっていることです。
ですので、子供は親に似るし、自分は友達に似る。
それに、人は気の合う者を好むといった事柄も考えれば、「5人の法則」はかなり的を射た考え方と言えます。
みなさんもぜひ、自分にとって最も親しいベスト5を書き出してみてください。
今のあなたは、その5人の平均を写す鏡であるはずです!