今回は、森博嗣さんが書かれた、『夢の叶え方を知っていますか?』という本を紹介します。
本書には、「夢には二種類ある」と書かれています。
「見たい夢」と「見せたい夢」です。
前者が、自分のために叶えたい夢であり、後者が、自分の周りの人を含んだ、多くの人たちに見せたい夢です。
筆者は、本書の中で、「夢は本来、自己満足である」と述べています。
みんなによく思われたい、周りからすごいと言われたい、全員から崇められたい。
これが「見せたい夢」です。
ですが、このような夢は、果たして本当の夢といえるのでしょうか。
そもそも、誰のために、叶えようとしているのでしょうか。
夢とは本来、自己満足、自分の欲望を満たすために行う行為です。
そのことをまず、自覚することが、夢への第一歩です。
そして、自分のためにやりたい夢が明確に決まったのなら、あとは行動です。
今日あなたは夢のために何をしたのか?
明日は何をするのか?
毎日それを問い続けるのです。
そして、なんでもいいからまずは始めてみる。
たとえ方向性が間違っていても、全く無駄になるわけではありません。
身に付くものがあるはずだし、視野が以前と異なっているはずだからです。
何をすればいいのかわからないかもしれません。
それでも、とりあえず関係ありそうな物に手を出してみるのです。
試行錯誤でも構いません。
失敗しても良いのです。
何でも試してみる。
するとあの時見えなかったものが見えてきます。
何をすればいいのかがだんだん明らかになってくるのです。
さらにそれを少しずつ進めるうちに、目標への道筋がすっきりと見通せるようになります。
もしかしたらこれまで見えなかったもっと素晴らしい目標に気づくかもしれません。
その時は決してこだわらず道草をしましょう。
目的地を変更しても構まいません。
自分の人生なのだから、誰かに気兼ねをする必要はありません。
人間は基本的に自由なのです。
本日の名言
あなたの夢は「見たい夢」ですか。それとも「見せたい夢」ですか。
(参考文献)