【旧約聖書㊴】日の沈まない 〜 「太陽よ、とどまれ!」

知識
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連合軍

一方、その頃、諸民族たちは、きたるイスラエルとの戦いに備えていました。

まず、諸国の王たちは、同盟を組み、ともにイスラエル軍を立ち向かうことにします。

そして、次に目をつけたのが、ギブオンの民たちでした。

自分たちを裏切り、イスラエルの傘下へとくだった彼らに白羽の矢が立ったのです。

裏切りものを成敗

諸国の軍が、一気にギブオンの地を攻めてきました。

突然の襲撃にあたふたしながら、ギブオンの民たちは、ヨシュアに助けを求めます。

ギブオンはもうイスラエルの民同然なので、ヨシュアは当然、出陣しました。

奇襲に奇襲で返したイスラエル軍は、次々に敵を倒していきました。

そして、連合軍はあえなく敗北。

ただ、それだけは終わらず、ヨシュアは言いました。

「太陽よ、ギブオンの上にとどまれ!」

こうして、イスラエル軍は火が沈む時間になっても、執拗に追撃し、敵を全滅させてしまったのです。

おわり

このような形で、カナンの民族との戦いは何年も続いていきました。

そしてその度に、イスラエル軍が勝利し、結果、31人の王とその軍を滅ぼしたのでした。

ボーナストリビア:失われた一日

NASA の研究チームが、不思議な発見をしました。

彼らが天体の動きを調べ、コンピュータで計算していた時のことです。

彼らは、規則的な天体のリズムに狂いが生じていることを発見しました。

それをさらに調べると、なんと、過去に天体のリズムが変わった瞬間があったのです。

しかも、それはちょうど1日分で、さらに年代を計測すると、ちょうどこのヨシュア記の時期と同じであることがわかりました。

(参考)

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