先日、ラテラルシンキングを勉強していたら、面白い問題があったので、本日はそれを紹介します。
問題
あなたは、帰りに、2山のオレンジを買っていきました。
さて、家に着くつと、そこには3人の子供が遊びに来ていました。
さっそくと、子供たちにオレンジを均等に分けようとする。しかし、オレンジは、13個と半端な数しかありません。
では、ケンカにならないように13個のオレンジを均等に分けるには、どうすれば良いでしょうか?
少し考えてみてください。
解答
章題では、解答と書きましたが、解答は一つとは限りません。
たくさん考えられます。
まず、一番単純なのは、4個ずつ分けて余った 1個を 3等分する方法です。
三等分の方法は、包丁で切るなり、皮を剥いて、中の身を三等分するという手もあります
または、重量で分けるという手もあります。4個ずつ分けた後で、重量をはかり、その誤差を残りの一個で補充するというやり方です。
他にも、最初に全部のオレンジの皮を剥いてしまい、それを個別に分ける。
もしくは、最初にオレンジを全てミキサーにかけ、オレンジジュースを作り、それを三等分するというやり方も。
もっと言えば、残った一つの種を植えて、実った後に三等分するという方法もあります。
おわり
「3人で分けて」と言われると、わたしたちはどうしても現物のまま分けるのだと思い込んでしまいます。
そうやって自分自身の思考に制約を作ってしまうのです。さらに、その制約はかなり強固であることが多々です。
しかし、そのような制約は、存在しません。
別に皮を剥いても、ジュースにしても言いのです。
ただここで、「何だ、そんなことか」と思われるかもしれません。しかし、いかに自分の思考が制約に縛られていたことにも気付くはずです。
ちなみに、先ほど「何だ、そんなことか」と思われた解答は、小学校に上がる前の子供たちが考え出したモノです。
まだ言葉を正しく発音できず、文字も正確に読めず、指をしゃぶっている子供たちが、考えたアイディアなのです。
一方、大人は固定観念に縛られて、物事を柔軟に考えることができなせん。
これが、「ラテラルシンキング」と「ロジカルシンキング」の違いです。
みなさんも何か悩んでいることがあったら、ラテラルシンキングのプロフェッショナルである、幼児に、コンサルを申し込むのも手です!
ボーナストリビア:市販薬の「成人」は15歳!
幼児は、はやく「大人」になりたいと願っています。
大きくて、強くて、一人で何でもできる存在。
そんな大人に、幼児は憧れているのです。
では、「大人」は、いつの時点で「大人」になるのでしょうか?
一つの考え方として「成人したら」というものがあると思います。
つまり、20歳を超えたら、「大人」となるわけです。
しかし、「成人」の定義も、実は市販薬では違います。
というのも、市販薬で「成人扱い」されるのは原則 15歳からだからです。
これは、体の成長(特に「内側」)が関係しています。
子どもは、薬の成分を分解して体外に排出してくれる「肝臓」や「腎臓」の機能が十分ではなく、薬の影響を受けやすい脳も未発達です。
そのため副作用の危険性が非常に高いのです。
そして、これらの臓器が「成人」するのが、 15歳なのです。
市販薬の服用量の基準は、年齢で決まります。
0 ~ 6歳は「乳幼児」、 7 ~ 14歳は「小児」、 15歳以上が「成人」。
これが基本的な区分です。
つまり本来なら、「大人」とは「15歳」を超えた時点であるべきなのです!