【ブラックマーケティング】SNSの利用頻度と不幸は比例する!

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今回は、中野信子さんと、鳥山正博さんが書かれた『ブラックマーケティング 賢い人でも、脳は簡単に騙される』の中から、「SNSの利用頻度が上がると不幸になる」というお話をします

告白は体育館裏ではなく、LINEで……

この記事を読まれている読者の皆さんは、交際が始まった時、どのように告白をしましたか?

多くの方が、「LINE」と答えるのではないでしょうか?

プリキャンティーンズラボが二〇一六年に実施した「一〇代女子の恋愛事情に関する調査」では、告白のシチュエーションの一位が「 LINE」(44.2%)となっています。

※プリキャンティーンズラボ……GMOメディア株式会社が運営する、10代の女の子に関する研究機関

ちなみに二位は「学校」(11.6%)です。

ただ、モバイル端末を通しての調査ですから、そこは考慮しなければなりません。

しかし、10代カップルの半数近くが LINEで誕生しているのが実態です。

このような現象の原因は、「LINEの方が告白しやすいから」の他にもう一つあると思います。

それは、「告白した事実を消せるから」です。

LINEには2017年末から、送信したメッセージを消せる機能が追加されました。

これを使うことで、もしフラれてしまっても、メッセージを消すことができます。

このような失敗の保険が用意されたSNSを介したコミュニケーションは、どんどん発展していくでしょう。

SNS依存症

日本人がTwitterを大好きなことは、世界的にも有名で、地球上で毎日つぶやかれている言語の約四分の一は日本語だそうです。

日本は、麻薬中毒者が少ない分、SNS中毒者が多い国とも言えるかもしれません。

現に、ソーシャルネットワーキングサービスにも依存症があることが多くの研究でわかっています。

例えば、二〇一三年にミシガン大学の心理学研究チームが発表した論文です。

この論文では、Facebookを利用する頻度が高くなるほど「幸福度」が低下する、と書かれています。

「幸福感が得られていない人」ほどFacebookの利用時間が長くなるという傾向が明らかにされています。

「幸福度が下がるほどフェイスブックを見ずにはいられなくなる」という悪循環が、 SNS依存症を引き起こしているのです。

また日本でも、LINEを日常的に利用している人は、「既読スルーが許せない!」という人が増えています。

これは、相手からの返信が、脳にとっての報酬となっていることが考えられます。

おわり

というわけで、最後に依存症の国際的な診断基準をあげておきます。

自分が依存症かもしれないと感じる方は、ぜひ診断してみてください!

①対象への強烈な欲求・強迫感がある
②禁断症状がある
③依存対象に接する量や時間などのコントロールができない
④依存対象に接する頻度や量が増えていく
⑤依存のために仕事や通常の娯楽などを無視または制限する
⑥心や体に悪いことを知っていても続けている

この6項目のうち、過去1年以内に3つ以上を繰り返し経験した、もしくは1カ月以上にわたって3つ以上の症状が同時に続いた場合、専門的な治療が必要な依存症とされています。

たとえ依存症でなくてもこの6つの項目を知っておくことで、依存症を未然に防ぐこともできるはずです。

さぁ、今日もがんばりましょう!

おまけ雑学:史上最悪のパスワード「123456」

SNSをはじめとしたインターネットの社会は非常に便利です。しかしその反面、危険もあります。

ハッキングです!

2021年、セキュリティ企業のNord Securityは最も使われたパスワードトップ200を発表しました。

結果、世界で最も使われた危険なパスワードの1位は「123456」でした!

また、スプラッシュ・データ社(アメリカ)が行った、 2018年に流出したパスワードを分析し、インターネット上における「最悪なパスワード」も連続する数字「 123456」でした。

またこの他にもベスト10の中のほとんどは、数字の羅列です。

日本の場合は、「password」が一番多いそうです。

調査会社によれば、 12文字以上で数字と文字を組み合わせる、同じパスワードを使いまわさない、などを推奨しています。

気をつけましょう!

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