投資信託の用語

投資
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まずは言葉から

まず投資信託の用語を軽く学びましょう。


ファンド
 →投資信託の商品や銘柄名のこと



●組み入れ銘柄 
 →ファンドの中身

基準価格
 →投資信託の価格

※1日1回夜間に確定
※どの会社も大体1万円スタート
※毎日変化するから、今日買ってもその日の夜にならないと値段はわからない

●取得価格
→個別元本に買付時の手数料を加算した金額

●分配金
 →投資信託の収益から投資家に還元するお金
 →決算時に支払われるのが一般的
   →毎月支払われるファンドもあれば、不定期のものもある。
   →金額も決まっていない

※分配金の支払い原資は『投資信託の資産』
  →分配金を支払うと資産は減ることになります。
  →分配金を支払うことで、その分だけ基準価額が下がる

●個別元本
 →投資信託を買った時の価格
 
※個別元本が購入時にかかったずべてのお金ではない
 →購入手数料が含まれていない

●トータルリターン
→購入時点から現在までの投資期間全体における、受けっとた分配金も含めた損益のこと
→分配金の高いからといって、いいファンドだとは限らない
 →ファンドの運用成果は、トータルリターンで判断

※トータルリターン=評価金額(現在の価格)+(今までの)受取分配金額 ー 買付金額(買った時の価格)

例)

Aパターン

→買付金額100万円 評価金額120万円 受取分配金 10万円

 →120万円+10万円ー100万円=30万

Bパターン

→買付金額 100万円 評価金額 60万円 受取分配金 20万円

 →60万円+20万円ー100万円=▲20万円
  →分配金が多いにもかかわらず、投資収益(トータルリターン)はマイナス20万となった

●ノーロード
 →購入時手数料が無料

●含み益・含み損
 →個別元本(買った時の価格)に対して
  基準価格(現在の価格)が上昇(益)が下降(損)か

●償還
 →運用が終わり、その時点での基準価格で払い戻されること

●時価総額
 →「株価」に発行済「株式数」を掛けたもの
  →企業価値を評価する際の指標である。

●純資産総額
 →組み入れられている株式や債券など資産の時価総額

※純資産総額=基準価格(現在の価格) × 総受益権口数(持っている数)

●目論見書
 →そのファンドの情報
  →その商品の紹介ホームページだと思ってもらっていい

※目論見書のチェックポイント
 →何に投資しているファンドか
 →そのファンドの目的・特色は?
 →アクティブ?インデックス?
 →各種コスト(手数料)
 →どのようなリスクがあるのか?

 

●為替ヘッジあり・なし
 →為替によるリスクをどうするかを指定

●インデックス運用
 →市場平均に沿った運用 

※インデックスとは『指標・指数』という意味。
 →この場合の指標となるのが市場平均

※市場平均とは、
例えば「日経平均株価」や「TOPIX」、「NYダウ」、「S&P500」などのことです。
 →インデックスファンドとは、上記のような市場平均・株価指数に連動したファンドのことである。
   →そのファンドごとに連動している指数は違う

●アクティブ運用
 →市場平均よりも高い運用成果を目指す

※4つのアクティブ運用

バリュー投資 
 →現在の経営状態や業績から見て、株価が割安な状態に置かれている株に投資

グロース投資
 →企業の将来性に着目し、成長できる株に投資

トップダウン・アプローチ
 →業種別・国・地域別に組み入れ比率を考え、その比率の中で銘柄を選んで投資

ボトムアップ・アプローチ
 →個別企業を分析し、魅力のある株に投資

※アクティブ運用はインデックス運用に勝てないとよく言われる
 →ベンチマーク(平均・インデックス)を超える実績を出せるのは、アクティブ投資信託全体の2〜30%と言われている。
  →しかもその投資信託も連続して超え続けるのは大変難しい




●REIT
 →不動産投資信託

●通貨選択型投資信託
→株式や債券だけでなく、為替取引の対象となる円以外の通貨も選択できる投資信託
→収益源

1投資対象資産による収益
→投資対象資産の値上がり、値下がりで、基準価格が変化する

2為替取引によるプレミアム収益(金利)
→「選択した通貨の金利」と
「投資信託の投資対象資産の金利」の差によって生じる収益(プレミアム)と費用(リスク)

3為替変動による収益
→円に対する為替変動


   

●マザー投資信託・ベビー投資信託
ベビー投資信託
 →投資家は複数あるベビー投資信託で投資信託を購入
  →ベビー投資信託はその資金をマザー投資信託に投資

マザー投資信託
 →ベビー投資信託からの資金で、直接株や債券を購入

※個人投資家は直接マザー投資信託を買うとことはできない
 →こうすることで、運用の効率化と規模のメリット(一括で売買することでコストを削減)

※ベビー投資信託自体は、分配金の管理と為替ヘッジなどを行う

●ファンド・オブ・ファンド
 →複数の投資信託に投資する投資信託
  →投資信託を二重で購入するようなモノなので、一般的にコストが高い傾向がある


本日の名言

型をしっかり覚えた後に、型破りになれる。

中村 勘九郎(歌舞伎役者)より

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