掻いてる足はあってますか?
韓国には「反対側の足をかく」と言う諺がある。
「痒い足とは反対側の足ををかく」と言う意味の言葉です。
この言葉は、問題の核心、ボトルネックを把握できておらず、そことは無関係の場所に注意と労力を注いでしまっている人の例えです。
ですので、今やっている、やり続けているもので、成果が上がらないでいるもの。
もしかしたら、それは、間違ったところを掻くのに、時間とエネルギーを消費しているのかもしれません。
良い「問い」は良い「答え」より重要!
そんな時には、まず踏むべき5つのステップがあります。
通称、「IDEAL」です。
以下は、『「後回し」にしない技術』からの抜粋です。
●I:問題を認識する(Identify the Problem)──まず問題があるという事実をきちんと認識しよう。
(例)小さかったときとは違って、子どもたちが自分を避けているようだ。
●D:問題を把握する(Define the Problem)──問題があることを認めたら、問題の本質を正確に把握しよう。
(例)子どもたちに問題があるのではない。話を聞かずに説教ばかりする自分に問題があるのだ。
●E:解決策を探る(Explore Solutions)──可能な限り幅広く解決策を探る。次に、長期的な観点から最善の解決策を選択する。
(例)説教をせずに5分間の会話をする、銭湯に一緒に行く、話に耳を傾けて相づちを打つ。
●A:計画し、実行に移す(Act on Your Plan)──最終的な期限を含めた実行可能な計画を立て、ただちに実行に移す。 (例)食卓で説教のない会話をするため、子どもが好きな歌や歌手について尋ね、相づちを打つ。
●L:結果を検討する(Look at the Effects)──結果を綿密に検討し、効果がなければただちに問題を再定義して解決策を修正、補完する。
(例)子どもの表情が変わり、会話が弾んだ。子どもたちが好きな歌についてもう少し知っていれば、雰囲気がずっと良くなるかもしれない。
大きな問題は大抵は小さな問題によるところが大きいです。
ですから、まずは今抱えている大きな問題に、小さな疑問を投げかけてみてください。
問題を解決する1番の方法は、答えを探すことではありません。
良い「問い」を投げることです。
(参考文献)
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