色々な国の価値観やアイデンティティを表したジョークとして『沈没船ジョーク』というものがあります。
世界が一つになるには、お金や国境もそうですが、まずは、文化をそろえる必要があるのかもしれません。
沈没船ジョーク
世界の人々が乗った豪華客船が今、沈没しようとしています。
脱出用ボートの数は、乗客分はありません。
そこで、船長は乗客を海に飛び込ませようと考えます。
しかし、それぞれの国民に応じて言葉がけを変えます。
アメリカ人に対し「あなた、飛び込めばヒーローになれますよ」
ロシア人に対し「海にウォッカのビンが流れていますよ」
イタリア人に対して「ねえ、海で美女が泳いでいますよ」
フランス人に対して「決して海には飛び込まないでください」
イギリス人に対して「紳士というのはこういうときに海に飛び込む人です」
ドイツ人に対して「規則ですので海に飛び込んでください」
日本人に対して「みんなはもう飛び込みましたよ」
韓国人に対して「日本人はもう飛び込みましたよ」
やる気スイッチは、人それぞれ!
差別的な内容のジョークですが、含蓄のある内容だと思います。
勉強なり、片付けなりを子供にさせようとする時、親たちは大抵、上記のような言葉がけを使います。
「勉強しないと、ゲームはできません!」「お片付けしたら、テレビが見れるわよ!」といったように、親というものは、子供のやる気スイッチがどこにあるのかを心得ているのです。
しかし、我々は、子供から大人になるに従って、自由が与えられ、かえって何もできず、ただただ惰性で楽な道ばかりを選択してしまう。
そんな人たちが大半だと思います。
大人にとって、一番の問題は「大人には親がいない」ということかもしれません。
あなたが船長なら、自分のような人間がたくさん乗った沈没船にどんな言葉をかけますか?
人生という船が沈没しそうな時のためにも、そんなことを考えてみるのもいいかもしれませんね。