【心理学】学歴社会は、「社会的アイデンティティ」から生まれる!

心理学
スポンサーリンク

「内向的・外交的」「背が高い・低い」「イケメン・ふつう」「痩せてる・タプタプしてる」

このように、自分の内側から、自分のことを認識することを「個人的アイデンティティ」と言います。

そして、アイデンティティにはもう一つ、「社会的なアイデンティティ」があります。

社会的アイデンティティ

人は周りからさまざまな共通点を見出すことで、仲間意識を作っていきます。

「私は、男です」

「私は、日本人です」

「私は、総合商社に勤めています」

「私は、東京大学出身です」

このように、その人が属している集団や社会的カテゴリーから、自分を捉え、認識することを「社会的アイデンティティ」と言います。

自分が所属している集団に満足したい!

また、社会的アイデンティティには、「集団が評価されると、自分の自尊心が満たされる」という特徴があります。

そのため、自分がその集団のメンバーであることを評価したいし、自分の集団がより良い評価を得たいと考えています。

例えば、箱根駅伝で出身大学を応援したり、高校野球では地元の高校を応援したり、自分が卒業した後の学校の偏差値が気になったり、などがその例です。

では、自分が属している集団に満たされない人は、どうするのでしょうか。

このときは、3つの手段があります。

1つ目は、「他の団体に移ること」です。

偏差値の低い高校に通う自分に満たされない人は、たくさん勉強して、有名校に入ろうとします。

2つ目は、「自分の集団をより良くしようとする」です。

弱小校が、甲子園に行く、サクセスストーリーがこれです。

3つ目は、「比較対象を下にする」です。

自分の集団よりも下と比較し、「他にもっとひどいところがある」と考えることです。

人は、こうして「社会的アイデンティティ」とともに、生きているのです。

おまけ雑学:野菜は、育つ環境で、水に沈むか浮かぶか決まる!

野菜を水にさらした時、水に浮くものと沈むものに分かれます。

この現象は、野菜が育つ環境が大きく影響しています。

例えば、水に浮く野菜としては、キュウリやピーマン、ナスなどが挙げられます。

これらは、「地上」で育った野菜です。

一方、ニンジンやジャガイモといった地中で育った野菜は、水に沈むのです。

さらに、レンコンのように、穴が沢山開いている野菜でも、地中で育てば水に沈みます。

このような現象が起こるのは、「空気密度の違い」にあります。

地上で育つ野菜は、空気の密度が非常に多く、水に浮きやすい。対して、地中で育つ野菜は、あまり空気は入っていいません。

これは、雨などによって、ぬかるんだ土壌で野菜が浮いてこないように進化を遂げたからだ、と言われています。

ただし、例外もあります。

例えば、トマトです。トマトは地上で育つ野菜なので浮くはずなのですが、沈むトマトもあります。

これは成熟度合いが関係しており、熟したトマトは水に沈みますが、まだ若いトマトは水に浮いてしまうのです。

また、タマネギは成熟度合いに関係なく、地中でできる野菜なのに水に浮くという特性を持っています。

潜って育った者は、成長しても潜りたがり、たくさんのスポットライト(太陽)を浴びて育った者は、その後もライトの光を浴び続ける。

みんな違ってみんないい。

何だか人間みたいですね!