みなさんは、「つり橋効果」と言うものをご存知だと思います。
異性と、つり橋に立っているときに告白すると、成功率は格段にアップすると言うやつです。
これは「情動の2要因理論」によって説明することができます。
情動の2要因理論
人は、何らかの要因によって心拍数が上昇した時、その原因を自分の置かれている状況から判断します。
先ほどの、「つり橋効果」を例に取ります。
橋が揺れると、人はドキドキします。
そして、男性が女性にあっても、ドキドキします。
この二つのドキドキが、合体して、「揺れる橋の上で、女性にあってドキドキする」という状況なり、結果、「自分は、この女性に好意を持っているからドキドキしている」と勘違いしてしまうのです。
「つり橋」で告白すると、成功率が上げがるのは、勘違いが起きているから、と言うのは、何だか悲しい話ですが……。
それでも、「つり橋効果」が効果的なのは間違いありません!
つり橋実験
「つり橋効果」についての実験もあります。
この実験では、同じ川に架かる、「つり橋」と「木製の橋」の上で、18歳から35歳の男性を対象に、女性のインタビュアーが質問を投げかけると言うものです。
さらに、インタビューの後、「研究の詳細に興味があれば、ご連絡ください」と電話番号が渡されます。
この実験では、 電話番号を受け取るか、そしてその後、連絡が来るかどうかを調べました。
すると結果は、興味深いものになりました。
電話番号を受け取った人数はどちらも同じ位だったのに対し、電話をかけた人数は、吊り橋の方が格段に多かったのです。
また、この結果は、女性がインタビューした場合に限られ、男性がインタビューした場合は、大きな差が見られませんでした。
つまり、吊り橋のような危険な場所にいると、人はそこで出会った異性に好意を抱いてしまうのです。
おわり
また、心臓の高鳴りは、つり橋だけで起こるわけではありません。
お化け屋敷や、ジェットコースターなどといった、人を不安にさせるような時にも、心臓のドキドキは止まりません。
他にも、よくアニメやドラマにあるように、「彼女が不良に絡まれているところを助ける」というのも効果的です。
人は、不安な時、「誰かと一緒にいたい」という「親和欲求」が生まれます。
この欲求をうまく使うことで、意図的に、異性との関係を深めることができるのです。
みなさんのご参考になれば幸いです!
おまけ雑学:『あらいぐまラスカル』
家に1人でいて、不安で仕方がない時。この時も、動悸は起こります。
そんな時、家の中にいるペットの存在も非常に大きいと思います。
私たちが、ペットに恋に似た好意を抱いてしまうのは、そのためなのかもしれません。
さて、話は変わりまして、ペットについてです。
ペット史上、一番可愛いのは、やはり『あらいぐまラスカル』だと思います。
水辺で一生懸命に、洗い物をしているラスカルの姿は、とても愛らしいです。(洗っているのが、キャンディーのなのもまた一興!)
しかしところがギッチョン。
一見、頭が弱そうに見える、ラスカルの洗う行為には、別の意味がありました。
そもそも、アライグマは主に雑食性で、両生類、爬虫類、魚類、鳥類、哺乳類、昆虫類、甲殻類、植物、果実など、何でも食べる動物です。
哺乳類の死骸も、むさぼり食うそうです。
主に指を使って獲物を取り、両手または片手で食べ物を掴んで、そのまま二本脚で歩き回ることもあります。
そして、そんなアライグマは視覚があまりよくありません。
そのため、前足を水中に突っ込んで、獲物を探るのです。(動物園などではこの習性を再現するために、水辺にエサをまいているそうです)
この探している姿が、「洗っている姿」に見えたために、「アライグマ」と名付けられたのです。
つまり、ラスカルは可愛い!、と言うことです。
とりあえず、第一話『黒いマスクの可愛いやつ』をご覧ください!
Hidy Hidy litle Rascal Like the wind, O little Rascal
Hidy Hidy my friend Rascal Come with me, O little Rascal
Hidy! Here Rascal
なんと、『あらいぐまラスカル』はリスニングの練習もできちゃうアニメなのです!
最高ですね!