【心理学】「ネガティブバイアス」——生後3ヶ月の乳児も、ネガティブです!

心理学
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ネガティブバイアス

人は、ネガティブな情報の影響を受けやいという特徴があります。

マイナスなことほど、記録に残りやすいのです。

例えば、好きな俳優さんが、麻薬やひき逃げなどで、記者会見のニュースを見た時。

私たちは、それまでの彼の演技や、功績、人柄など、すべてを悪い方へと考えてしまいます。

他にも、尊敬していた人の侮蔑的な発言や、スピーチで一箇所間違ったところが頭から離れないなど、私たちは、ネガティブな情報に非常に意識を向けやすいのです。

赤ちゃんもネガティブ

さらに、このネガティブ思考は、生まれた瞬間から発動します。

ある実験では、三角形や四角形のシンプルなキャラが登場する、数秒のアニメーションを乳児に見せたところ、興味深い反応が得られました。

乳児たちは、「互いを助け合うキャラ(ポジティブ)」には約 13秒も視線を送ったのに対し、「他をいじめるキャラ(ネガティブ)」には不快そうな表情を浮かべ、 6秒しか見つめなかったのです。

生後 3カ月の乳児ですら、ネガティブな刺激により強く反応してしまうのです。

これは、つまり、人間のネガティブバイアスは、あらゆる人類に備わった共通のシステムであると言えます。

おわり

また、ネガティブにも強度があるらしく、

●日常的な不幸  3倍(ポジティブ強度の)

●対人関係がからむ問題 5 ~ 6倍

●トラウマ的な出来事の場合  20倍以上

といった風になります。

また、マスメディアが悲観的なニュースをたくさん報道したり、フェイクニュースがSNSで盛り上がるのも、このような、ネガティブな情報に影響されやすい、という心理を利用しているのです。

不安や悩み、心配事が耐えないのは、私たちが生まれた時から、デフォルトで設定されたものです。

ネガティブに対抗しようとせず、ネガティブで当たり前。

そんな気持ちで日々を生きていくのは、いかがでしょうか!

ボーナストリビア:車を運転している人が乗り物酔いにならないのは?

「乗り物に弱い」という方も、多いのではないでしょうか。

ただ、そんな人も、いざ自分で運転するとなると、全然酔わなかったりします。

車やバス、船や飛行機はヤバいけど、自転車やバイク、車でも自分が運転している時は余裕!

このような人がほとんどなのではないでしょうか?

これはなぜなのでしょうか?

それは、「体のバランス」に問題があります。

人間は、耳の奥にある三半規管で、体のバランスを維持しています。

そして、乗り物酔いは、目から入ってくる視覚情報と、耳の三半規管などが感じる平衡感覚にズレが生じることで起きるのです。

つまり、頭の傾きと目の動きにズレがあると、脳が「不快」と感じ、自律神経が不安定になり、吐き気をもよおしたり、気分が悪くなったりする、ということです。

一方、車を運転している人が酔いにくいのは、車の動きを予測して体が傾くため、目とのズレが生じにくいことにあります。

乗り物に乗っている時、読書やゲームをすると、車の動きを予測することは不可能です。

ですから、乗り物酔いになる、というわけです。

これから先、自動運転型の自転車などが誕生し、自分で漕がなくても目的地に行けるようになった時、私たちは自転車でも酔うようになるかもしれません!