【脳】プライミング効果 ——「疲れてるいるから、集中できない」のではない!

知識
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「疲れているから集中できない」はウソ

私たちはよく、「やる気が出ない」「疲れた」などといった理由から、作業を後回しにしてしまう傾向があります。

しかし、それは脳の錯覚によるものだと言うことがわかっています。

心理学者マーク・無例文は、脳が感じるこのような「疲労」や「モチベの低下」は、実態のない現象であると述べています。

脳が感じる疲労は、単なる「思い込み」なのです。

「脳が疲れた」とは、どのような状態か

では、脳が疲れを感じる状態とは、どのようなものなのでしょうか。

たとえば、みなさんも「もう無理!」「ギブギブ!」と思ったときがある思います。

しかし、それでも無理やり続けてみたら、実は限界に達していなかった、という経験があると思います。

つまり、脳が「疲れ」を感じたりするのは、脳の防衛本能によるものなのです。

この脳の暗示に気づき、いかにそのブレーキを引き伸ばせるか。

自分がもつ本来の力を引き出すには、この術を知っておく必要があるのです。

プライミング効果

では、具体的に、どうしたら脳のリミッターを解錠することができるのでしょうか。

一つは、「プライミング効果」があります。

これは、「先行する刺激(プライマー)」が「後の刺激(ターゲット)」を促進または抑制する効果のことを言います。

簡単にいうと、「10クイズ」です。

たとえば、「『ごま』を10回言ってみてください。……では、おじいちゃんの子供は?」というヤツです。

他にも、「高齢者問題を考えたグループは、歩く速度が遅くなる」とか。「映画の登場人物が美味しそうにラーメンを食べているのをみて、帰りにラーメン屋による」とか。

このように、外部から入る情報が自動的に、その後の意思決定に影響を及ぼしてしまう現象。

これがプライミング効果です。

脳に暗示をかける

このプライミング効果を逆手に取ります。

たとえば、「記録する」という方法です。

いつも行っているルーティンの、その運動、その行為にかかるカロリーを計算し、それを記録し、意識しながら、行う。

いつも書いている文字の数を、記録する。

いつも机に座っている時間を計算する。

このように日頃の行動を数値化することによって、脳が感じた「疲れた」ではなく、昨日より「+300kcalも消費した」から疲れたとなる分けです。

おわり

私たちの日々の生活は、無意識に大きく影響を受けています。

多分、いかなる方法を使っても、この無意識に完全にうちに勝つは難しいです。

でも、この無意識パワーの存在を認識し、出来るだけ阻止しようとすることはできます。

それは、先ほど紹介した「記録」する方法もそうですし、他にも、「周りの人に協力してもらう」「強制的な環境に身を置く」などがあります。

集中力が高かったり、いつも元気そうな人、限界がなさそうに見えるアスリート。

そんな人たちは、えてして、入ってくる情報やもの、環境にこだわっています。

彼らの真似をするのもいいですね!

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ボーナストリビア:性格病理学

心理学者の小林正観さんは「性格病理学」というものを研究しています。

これは、「特定の病気には、性格的に共通項がある」という考え方です。

たとえば、「臓器に故障がある人」。

これは、「ストレスが溜まり→疲れ→コリ、張り、痛み→臓器の故障」というケースが多いそうです。

また、花粉症は「完璧主義の人」が多かったりするそうです。

そして、中でも興味深いのが、「太りやすい人」の共通項です。

彼らは、ある口癖を言うそうです。

それは「私、何を食べても太っちゃう」です。

「水を飲んだだけでも太っちゃうのよねー」と言いながら、コーラを飲み、「この一口が私を太らせる」と言いながら、寝る前にモグモグする。

これらの口癖が、肥満の原因であると、小林正観は言います。

個人的に少しスピリチュアルだな、とは思いますが。

しかし、これもプライミング効果の影響かもしれないと考えれば、意外と納得できます。

賢い人は自分を賢いと思って生きていますし、幸運な人は自分がツイてると思って生きています。

このような私たちの無意識は、良い影響も悪い影響も及ぼすというわけです。

↓小林正観さんのブログ

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