予言が現実になるもはなぜでしょうか?
今回はその謎に迫ります。
ピグマリオン効果
予言を期待を教育現場に活用した実験で、「ピグマリオン効果実験」というものがあります。
この実験では、1年生から6年生までを対象に、IQテストを行い、その結果とは関係なく、無作為に「この生徒はIQが高かったです」と先生に伝えます。
すると、半年後、再びIQテストを行ったら、彼らの知能が伸びていることがわかりました。
なぜ、このようになったのでしょうか。
それは、「成長する」という期待が教育の現場で、大きな影響を与えたからです。
「将来成績が大きく伸びる。楽しみ」と感じた教師は、授業中に接する機会も多くなり、好意的な態度をとるようになります。
そして、丁寧な教育を受けた子供たちは、「先生の期待に応えなくちゃ」と考え、実際に成績を伸ばしました。
このように、期待されている人が、その期待に応えようと、物事を成し遂げることを「ピグマリオン効果」と言います。
予言の自己実現までのプロセス
以上のように、「予言」というのは、わたしたちに大きな力を与えます。
「将来、必ずそうなる」と信じ込むことで、人は、勝手に頑張るのです。
また、これは逆も然りです。
「お前は失敗する」
「うまくいくはずがない」
「やめておいた方が、絶対にいいって!」
このような言葉は、一種の予言めいた言葉でもあります。
これから頑張ろうとしているものに対する、このような言葉は、非常に大きな重荷となります。
言葉を信じた人々の行動によって、予言や期待が現実になることを「予言の自己実現」といいます。
例えば、偏差値の低い高校に通う生徒が、「俺は東大に行く!」と言った場合。
まず、周りでは誤った予言がされます。
「きっと、あいつは落ちて、浪人する」
「あいつの家庭って貧乏らしい……」
次に、このような流言を聞いた人々が、それを鵜呑みにし、似たような言葉や空気を醸し出します。
結果、予言が実現し、東大に落ちる。
おわり
『宇宙よりも遠い場所』というアニメに、こんな言葉があります。
「結局、人なんて思い込みでしか行動できない。けど、思い込みだけが現実の理不尽を突破し、不可能を可能にし、自分を前に進める。私はそう思っている」
多くの人が、神様いないと知りながらも、神様を信じます。
神様がいると思い込むことで、「自分の今の行いは必ず報われる」「今回うまくいかなかったのは、努力が足りなかったからだ」と考えます。
そして、次なる行動を始める。
何かを信じ、そうだと思い込む力には、はかり知れないものがあります。
あなたの信じているものは、なんですか?
それさえあれば、人生、間違いなしです!
おまけ雑学:「いってらっしゃい」の知られざる真実!
私たちが、ふだん何気なく行っている、「いってらっしゃい!」と言いながら手を振る行為。
子供が朝、学校へ出かけるとき。
恋人が朝、自分のもとから離れるとき。
息子が朝、社会へと自立し、家を出ていくとき。
このいかなるシチュエーションでも、私たちは、「いってらっしゃい」と言いながら、手を振ります。
しかし、皆さんも、子供の頃に一度は、思ったことがあると思います。
「なんで俺、手を振ってるんだ?」
別に、ピースサインでも、グーを突き出しても、パーをそのまま真っ直ぐ向けるだけでも、なんでもいいはずです。
なのに、なぜ、私たちは、手を振っているのでしょうか。
実は、この動作、もともと、ただの合図ではありませんでした。
古来より日本人は、出かける際に手や着物の袖を振ることで、神を招き、その御加護のもと安全に旅ができるよう祈っていたのです。
それが今の、「いってらっしゃい」の動きになったのです。
また、これは古代から日本に伝わる「魂振り」という儀式に由来したものです。
神社などで柏手を打ったり、鈴を鳴らしたりするのも「魂振り」で、空気を揺るがすことによって、神を呼び起こし、魂を奮い立たせようとしているのです。
さらに、万葉の時代(今から1350年前)になると、「魂振り」は恋のおまじないにも変型していました。
「我が君にむけて袖を振る」といった万葉歌が多いのはこのせいです。
ということで、つまり、私たちの「いってらっしゃい」という行為には、「神様を呼び寄せる」という秘密が隠されているのでした。
それでは皆さん、いってらっしゃい!